暴言上司が発生する理由3つ。うまく付き合うにはどうすればいい?
KOIGAKU / 2024年2月15日 17時37分
ガミガミと怒鳴り散らし、人格否定を平気する暴言上司。セクハラ、パワハラ等が社会問題として浮上し、今はコンプライアンスを重視する時代なのに、まだまだ人の気持ちが分からない“ヤバイ上司”は意外と少なくはないのだとか。
なぜ上司が平気で周りに迷惑をかけるのかを不思議に思う人もいるかもしれません。普通の感覚を持っていれば、暴言=嫌われるのは明確ですからね。
今回はみんなが頭を悩ませる暴言上司について解説します。終盤では彼らとの付き合い方もご紹介しますので、勤め先にガンとなる人物がいる場合はぜひ参考にしてください。
迷惑な暴言上司の特徴
暴言を吐き、社員から距離を置かれる偉そうな上司たち。
職場でこのような人物と働いた経験がある人からすると、「彼らにはとある共通点が見られる」部分はよーく理解しているかと思います。
偉そうで周りのことを考えず、簡単に人を傷つける暴言上司。
激しい言葉を使うのが当たり前で自分を信じて疑わないと下記のような特徴が見られるので、当てはまる相手には注意が必要ですよ。
<自己中心的>
人に対して平気で暴言をぶつけられるなんて、気遣いが全くできていない証拠。
一般的な感覚を持っていれば相手の気持ちになって言葉を選ぶはずですから、思ったまま全てをぶつけるのは常に自己中心的な考えを持つせいです。
自分さえ良ければいいと思っていなければ、人を傷つける言葉など簡単に出てこないはず。
困ったことに、中には“暴言を吐くのが気持ちいい”と感じる自己陶酔タイプもいるとか。周りのことなど気にせず自身の快楽だけを求めるあたりが本当に勝手ですよね!
<考え方が古い
>
昭和と言えばとにかく根性論!コンプライアンスが尊重されず、“パワハラ”という言葉もメジャーではありませんでした。
令和の今、昔ながらの振る舞いをすれば完全に時代錯誤なものの、昭和を引きずったままの人は感覚の古さに気づいていません。暴言を吐いたり怒鳴ったりすれば、部下がハイハイ言うことを聞くと思っているのです。
自身の頭も心もアップデートできていないことが暴言上司を作り出す原因の一つ。言葉は悪いですが“老害”とはまさにこの手のタイプのことを指しますね。
<所作、言葉、全てが乱暴で雑>
そもそも、人前で暴言を吐く人って品がない言動が多いんです。
・物をバーンと置く、投げる
・扉を思い切り閉める
・ドタドタ歩く
・口が悪い
などなど、挙げたらキリがありません。周りの気持ちを考えないので、全体的に行動も見ていて不愉快なものばかり。
物を雑に扱う、言葉遣いが汚い、立ち振る舞いが何だか偉そうと感じる上司は暴言が酷い可能性が高いので気を付けましょう。
なぜ、周りが不愉快になるような暴言を吐くのか?
上司が部下に対し、何のためらいもなく暴言を吐くのには理由があります。
ただ口が悪いだけの人もいますがだいたいは暴言の裏に意図が潜んでおり、その欲が混ざるから余計に激しい言葉を選ぶのでしょう。
また性格的に「本当は暴言を吐かなければやっていけない」なんて人もいるそう。
暴言上司にはふんぞり返りたいタイプ、実は繊細なタイプなど色々なパターンが見られるので、種類がある点を知っておくと扱い方が分かってくるかと思います。
<自分が偉いと周りに思わせたいから>
最も典型的な、王様を気取りたいクズ上司タイプ。彼らは暴言を発することにより周囲に恐怖感を植え付け、部下との上下関係を示す最悪の方法を取ります。
「力関係を示したいなら仕事で見せてくれよ!」と部下は思うのですが、横暴な上司は高確率で仕事ができません。
例え社内での評価が悪くなくとも人間的な能力が低いため、“暴言”というどうしようもないツールに頼らざるを得ないのでしょう。
<ハッキリ物を言うのがカッコいいと勘違いしている>
回りくどい言い方は時に誤解や混乱を招くため、ストレートな言葉が必要なシーンもあると思います。
ただ暴言とハッキリした物言いは異なるもの。暴言上司はストレートと暴言を結び付けがちなので、相手の気持ちを無視してガンガンと部下を責めるのです。
またストレートすぎる言い方をする人の中には「ハッキリ物を言える自分カッケー!」と自己陶酔に陥るタイプも……。
ガツンと言葉をぶつけ合わない日本人だからこそ至る発想ですが、オブラートに包まない=カッコいいはだいぶ違いますからね。様々な点を履き違えていると自己評価がやたらと高くなり、言葉に激しさが出てしまうのでしょう。
<心が弱く、自信がない>
暴言ばかりの人って、実は自分に自信がないことも多いんです。
暴言上司は周りからの評判をひどくと気にする人、自信が持てずに悶々とした日々を送っている人がなりやすいのだとか。彼らは繊細で脆く、激しい言葉で自分を大きく見せていないと心を保っていられません。
まさに暴言は繊細さが裏目に出た行動と言えましょう。
暴言上司の部下になったらするべきこと・気を付けること
もし暴言上司の下につくことになってしまったら!?
……想像するだけでゾッとしますが、職場にその手の人間がいる以上、可能性はゼロと言えません。
該当する上司の部下になったら、まずは以下の点に気を付けましょう。
- 無理に好かれようとしない
- 社内で悪口を言わない・言いふらさない
- あまりに酷い暴言は録音して早めに相談を
この3つさえ心得ておけば、きっとうまくやれるはずです。
<①無理に好かれようとするな!>
「要注意人物には近づかない」が鉄則。極力仕事だけの関わりにし、不用意な接触は控えましょう。
無理に好かれようとしておべっかを使う、やたらとコミュニケーションを取るように意識をすると何かトラブルが起きた時、大きな火の玉が飛んでくる可能性大。
頑張りが逆効果にならないためには“近づかない”ことが一番なのです。
<②社内での悪口大会は厳禁!>
暴言まみれの上司を慕う人などいないので、恐らくみんなが嫌っているかと思います
。嫌な人間をターゲットにして悪口大会を開くのは楽しいものの(笑)あくまで相手は上司。しかも厄介な人物なら、本人の耳に入れば後になって大変な事態を招くかもしれません。
なるべく社内での悪口や愚痴は控え、同僚同士などで“暴言上司嫌い同盟”も組まない方が無難です。
いつ誰が裏切るか分かりませんし、あなたが少し漏らしただけの文句に尾ひれがついて……なんてことが起きたら、想像するだけで地獄ですからね。
<③酷い暴言を放置するな!最悪の場合は誰かに相談を>
誰かの暴言で鬱になり、休職を強いられる人がいる世の中です。そもそも暴言はパワハラにあたり、人権侵害となるため我慢し続けるのは良くありません。
上司の言動があまりに酷い場合は証拠を押さえるために録音し、一度会社に相談しましょう。
1人の人間のせいで求職や退職に追い込まれる社員が出れば、会社としては大問題。きっと適切な対応をしてくれるはずです。
ちなみに一切対処をせず、暴言上司を排除できないような職場なら手を切ってもいいと思います。癌となる人物を置き続ける企業は絶対に良い職場ではありません。
暴言上司と上手に付き合い、我慢ならない時は周囲に相談を!
大人になればやむを得ない理由で嫌いな相手と付き合わねばならない時がやってきます。職場が一緒だと完璧逃げ切れないからこそ、上手な付き合い方を学ぶといいでしょう。
ただし、暴言上司に耐えられない時は早めに周囲へ相談を。ガマン続きではいつか心が壊れてしまいますよ。どんな状況あれ暴言で相手をねじ伏せる行為はタブーですから、暴言上司を許すような環境を社員が作り出さないことも大切なのです。
Written by たかなし亜妖
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