男性の中には、愛した女性とのセックスを拒むヤツがいる！？

先日、飲み屋で友達と待ち合わせをしました。
この友達というのが、まあ時間にルーズな野郎で。
20分ぐらいビールを飲みながら待っていたのですが、すぐ隣のテーブルで20代ぐらいの女性が集まる、いわゆる女子会が開催されていました。

何もすることがないため、ふと彼女達の話に聞き耳を立てておりましたところ、面白い話をしていました。
それは付き合った男性との夜の生活について。
ああいう話は女性だけの集まりじゃないと聞けない本音のようなものも飛び出しますから、噂好きの筆者にとっては玉手箱のようなもの。
そしてじっと耳そば立てていますと、良いネタを拾うことに成功しました。

「男性ならみんな性欲があって、好きな女性とのセックスは切望して止まない」

誰かが発したこの言葉が、まさに賛否両論の議論のきっかけとなりました。
Aサイドが「分かる～」といえば、Bサイドは「いや、そういう限りでもないよ」と返す。

男性にも色々な性格がありますが、性欲に限っていえば、誰もが共有しているものですから、男同士で集まると「誰それとセックスしたい」とか、「こないだ何回戦まで致した」とか、下世話な話になるものです。
だからこの女子会でも飛び出した「男性ならみんな性欲がある」という話は、間違いではありません。

ただ、やっかいなことに続く「好きな女性とのセックスを切望して止まない」という話、これは実は男性の中でも意見が割れるところなんですよね。

本気で好きになった女性とセックスできない男性とは？

友人のTの話をしましょう。
Tは舘ひろし風の男前（最近のイケメンではない）なのでかなりモテます。
体格も良くてそのくせ9頭身ぐらいあります。

ところが彼は、今年31になったにも関わらず、とんと浮いた話をしないのです。
その理由は、彼の深すぎる闇にありました。

彼は性欲は強い方なのですが、学生時代に本気で愛した女性と交際した際に、あまりに相手が大切な存在になり過ぎて、セックスすらも躊躇してしまったのです。
その心の葛藤は、男性の中には「あ、それ超わかるわ」と賛同する者もいるのですが、相手にしてみればちょっと複雑なところですよね。

案の定Tは、最愛の彼女に「あなたが私を愛してくれているのか分からなくなった」といわれ、別れを切り出されました。
それ以来、Tは抜け殻。
女性の前ではかろうじて平静でいられますが、ちょっとでも意識する女の子が現れると、当時のトラウマが再来し、気付くとどこかに消えているのです。

愛し過ぎた故にセックスで相手を汚すのではないか、という思い込み。
これに悩まされている男性を、筆者はT以外にも数名認知しています。

生き物として間違っている男性たち

話を、女子会で意見が割れたところに戻しましょうか。
あわや口論か、というところでしたがそこは酒の席。
最終的には「つくづく、好きな女性とエッチできないなんて、そんな男性はつまらない生き物だよね」という見解でなんとかその場は治まってくれました。

しかし本当にその結論は図星でして、生物としては、好きになった相手と一緒になって子孫を作るべきなのに、妙な幻想を抱いたことで本来の役目が果たせないというのは本末転倒。
子孫を作らないまでも、愛情表現の手段としてのセックスを否定してしまうのでは、やっぱり恋愛は長続きしません。

おわりに

実は筆者も、Tの思想に毒されていた時期がありました。
付き合っている相手に勝手な処女性を求めて、そのせいで1年以上もレスの期間を作ってしまったのです。
これは本当に罪深い話です。

こういう男性は、意外に多いのではないかと感じます。

あなたの周囲に、恋人とのセックスの話を拒んだり、過度に恥ずかしがる男性はいませんか？
ひょっとするとその男性は、Tのような過ちを犯しているのかも知れません……。

 

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