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外国人と付き合う前に、知っておきたい宗教のこと!!

KOIGAKU / 2015年7月23日 11時0分

皆さん、私は外国の女性に尋ねられ少し困った事がありました。それは「なぜ日本には神様がたくさんいるの!?」という質問!!
「日本には、八百万の神様がいて……」と、あれこれ答えましたが、外国の女性からしてみれば、ちんぷんかんぷんでしょう(笑)

日本に住む外国の方も年々増え、今後、他国の人と付き合う機会も増えてくるかと思います。
そこで、今回は外国人と付き合う前に知っておきたい宗教の話をご紹介いたします。

seto shukyo

一神教と多神教

宗教を大きく二分すると一神教なのか、多神教なのか、ということになります。
一神教とは、ひとつの神様を信じる宗教のことです。ユダヤ、イスラム、キリスト教などが一神教です。
そして多神教とは、多くの神々を同時に信仰する宗教のことです。日本の神道古代ギリシャ・ローマの宗教などがそれです。

ちなみに仏教では、『神様』ではなく『仏様』と言いますよね。厳密にすると、仏とは、悟りを開いた者の意味です。古来の日本人は、死ぬと欲望から解放され、悟りを開いた者と同じと考えました。なので、人は死ぬと仏になり、弔い上げがすむと神になると考え、日本では、神と仏は一体化してとらえられるようになったと言われています。

日本は多神教

我々日本人は、現在に至っても、信仰に対しての概念、根本的な部分で多神教であります。
葬儀は神道で行い、遺骨はお寺に……、なんて話も珍しくありません。ですが外国人、特に一神教の方からみれば理解しがたいのです。

多神教の特徴として、世界的に見ても多神教は他の宗教に対して寛容であるとされています。
もともと、多くの神様を信仰しているので、他の神様を信仰している人がいてもあまり気にならないのかもしれませんね。
でも、一神教はその逆。一神教信者は他の宗教に寛容ではない宗教が多いのです。なぜなら、神様は唯一の存在と考えているからです。

実は宗教行事が大好きな日本人

日本人は、『宗教』と聞くと、忌み嫌う人が多かったり、無宗教国家などと言われていますが、日本の常識は世界の非常識という言葉の通り、世界では宗教者の方が圧倒的に多いのです。なんと世界の8割は宗教者なのです。

そして、なんだかんだ言って、日本人は宗教的な物や占いと言った類のものが大好き!!
TVニュースで何となく毎朝の占いを気にしている人も多いのではないのでしょうか!?
占いはともかく、無宗教と言っていながら日本人はあらゆる宗教的な行事を行っています。
クリスマス、お正月、節分、ひな祭り、お祭り、お盆……など、日本人にとって宗教とは、生活に溶け込み、文化とされて認識されているのかもしれませんね。

まとめ

もし、恋人が外国人で一神教を信仰する人なら、日本人の信仰に対する考え方や文化に対して理解できず、それが、恋の障害になる可能性も出て来るかもしれません。

結婚ともなれば、改宗しなくてはいけないケースも出てくるかもしれません。
ですが、少なくとも一神教の大まかな概念、多神教の大まかな概念だけでも知識として知っておけば、恋の障害も少なくなると思いますよ。

参考文献・「オールカラーでわかりやすい! 世界の宗教」/西東社/渡辺 和子

photo by Yoshikazu TAKADA

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