男と女、恋愛にのめり込みやすく愛情が深いのはどっち!?
KOIGAKU / 2015年9月20日 15時0分
男性よりも女性の方が恋愛に夢中になりやすいとよく言われるのは、”男性の方が仕事で費やす時間が長く、恋愛に割く時間が少ない”という理由が挙げられるかと思います。
しかし、一昔前に実施したアンケート調査では、こんな結果が出たのです。
Q.人生において費やす時間と優先順位ベスト3は?
男性:1位 仕事 2位 健康 3位 趣味
女性:1位 恋愛 2位 美容 3位 占い
現代では起業する女性や仕事に時間を費やす女性が増えているため、この結果に疑問を抱く人もいるかとは思いますが、ある専門家がさらに検証しデータ分析をしたところ、●性の方が恋愛にうつつを抜かす傾向が高いことがわかったのです。
愛情と友情と尊敬 3つの密接な関係とは?
「男女の友情は成立するのか?」という永遠の議題があります。これは、その人の経験から「私は実際に友情を持てる異性がいるから」とか「私はあると思う」という主観や周りの恋愛事情や状況だけを見たうえで、どちらか?という判断を下している人が多いので、実際の統計データなどでは立証できる人は少ないかと思います。
よくあるのが、「何でも相談できる友達が、いつの間にか愛情に変わっていた」というパターン。
この状況をさらに紐解くと、「愛情」「友情」「尊敬」の3つの関係性が絡み合っているようです。冒頭に述べた「男性の方が恋愛にうつつを抜かす傾向が高い」という検証結果は、この3つ感情をベースに研究者が測定したものです。
その測定結果によると、「愛情と友情」「尊敬と友情」の間には密接な関係があるとの事。とくに相関性が高いのが、「愛情と友情」です。これは、「一緒にいて楽しい」「一緒に遊びに行きたい」と思う気持ちがいつの間にか恋愛に転化してしまうという現象を物語っています。
また、「愛情と尊敬」にも密接な関係があることから考えると、「とても信頼できる人」「人から賞賛されるような人」だと思う気持ちが、恋愛に転化する可能性がある事を示しています。
愛情と友情を混同しやすいのは男or女?
テーマを元に戻しますが、上記を踏まえて、友情が愛情に転化する現象は、男女ではどちらが多いのでしょうか?言い換えると、「友情と愛情を分別して考えられるのはどちらか?」という問題になりますね。
これを研究したルービンによると、愛情と好意の相関は、「男性の方が女性よりも愛情と好意を混同してしまう可能性が大きい」という結論を出しています。ただ、このルービンの研究を元に、さらに突き詰めてみた研究者によると、「男と女の差はさほど開きがない」という事が分かったのです。結論としては、男も女も「相手と一緒にいて楽しい」「相手を尊敬すること」が愛情に転化しやすいレベルは同じくらいだと結論づけられる結果になったのです。
交際の満足度に影響を与えるのは愛情or友情?
最後に考えたいのが、愛の深さがカップルの満足度に影響するのか否かという問題です。
一般的に、愛情が深ければ深い程、交際満足度は大きいという事が予測されますが、測定結果では、「愛情」そのものより、「尊敬や友情」、特に「友情」の要素が強いということが分かったのです。そのことから、交際満足度は「愛しているか」よりも「一緒にいて楽しいか」や「一緒にいると落ち着くか」といった要素が決定づけるものと言えます。
だから、ある程度の年月が経ち、別れるか、別れないか?という問題が生じた際に、「愛情」か「情愛(友情)」かを天秤にかける事が多いと言われているのです。愛情がなくなってきても付き合いが終わらないのは、友情的要素(情愛)だけが残っているという事になります。なので、腐れ縁のようなカップルは、「友情」の度合が大きく占めている事になるのです。
一緒にいて楽しい・落ち着ける人を選ぼう
いかがでしたか?
恋愛にのめり込みやすいに、男女差はそれほどないということがわかっていただけたかと思います。
一緒にいたい・楽しいという感情は、愛を語る上で欠かせないもの。地位や名誉、収入など恋人や結婚相手に求める条件はいろいろとあるかと思いますが、交際を迷った時は、ぜひ一緒にいて楽しいか、落ち着けるかを考えてみてください。
photo by GATAG
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