夫の家墓に入りたくないと思う女性が急増! 結婚するってどういうこと?
KOIGAKU / 2015年9月28日 10時0分
恋学読者の中には、結婚とは、夢に溢れていて、楽しいことがいっぱいで、結婚することによって幸せになれる……、と思っている女性がいるのではないでしょうか!?
もちろん、そんな結婚もあるでしょうが、多くの場合、そんな夢物語は新婚時代だけ!!
出産、育児、家事、仕事、ご近所や義父母付き合い、と問題は山のようにあるのですから、夢物語のような結婚生活というものが、現実世界で無いに等しいことは目に見えていますよね!?
そんな中、近年、「夫の家墓(いえはか)に入りたくない」と悩む妻たちが、増えているらしいのです。
「まだ結婚もしていないのに、死んだときのことも考えなきゃいけないの!?」と思うかもしれませんが、結婚する前に悩んでいない人たちが、結婚をして、年齢を重ね、今悩み葛藤しているのです。
丁度、筆者も知る由もないバブル世代の方たちが悩んでいるというのですから、皮肉と言うか、なんというかですよね(笑)
今回は、夫の家墓に入りたくないと思う女性が急増しているのを受け、『結婚とはなにか?』を考えてみようと思います。
将来、今の彼と結婚を考えている女性は、参考にして下さいね。
旦那のお墓に入っているのは知らない人ばかり
東京都 会社員(43歳)
「ダンナが長男だからといって、関西に住んだこともない私が、何で知らない人のお墓に入らないといけないのか。自分の実家の父にそう言ったら、『家族だろう』と叱られました」
この女性は、お墓参り自体が面倒なわけではないそうです。実家のお墓参りは熱心に取り組んでいるとのこと。
ですが、義父母との確執はないものの、価値観の違いを感じると言います。旦那の家は、幼稚園から私立へ通わせるような家庭。一方、女性の家庭は、ごくごく普通の庶民派。「何となく合わない」と悩んでいるとのことです。
『家』意識が重い
千葉県 会社員(47歳)
「ここに入るのかと思う、漠然とした抵抗を感じます。入っているのは他人ばかり。お参りの作法も私の実家とは違う」
確かに、お墓参りの作法1つとっても、その家々で違ったりしますよね。
この女性は、義母とは仲良しとのこと。ですが、お墓の話になると、自分は夫の家の人間になったと思い知らされるそうで、話題にしたくないのだとか。
少子化で継承者がなく
東京都 会社員(52歳)
この女性の夫の方と、女性の実家の方には、お墓を継承する継承者が女性の2人息子しかおらず、将来2人息子のどちらかが別々に納骨されるのだとか……。
「夫や子供たちと一緒に入るのは、女性の普遍的な願いでは。でも、事前に意思表示しないと私は夫と一緒に入れられてしまう。かといって、違う墓に入るといえばひと悶着ありそう」
少子化問題は、お墓の継承者問題までも引き起こしているのですね。
継承者がいないと、ご先祖様のお墓が廃れていってしまいます。管理する継承者がいないというのは、悲しいことですね。
お見合い結婚から恋愛結婚へ
筆者を含め、現代人にとって、お見合い結婚や親の勝手に決めた許嫁と結婚するという風習はあまり馴染みのないものです。現在では、恋愛結婚が世の常識であり、当たり前のこととなっています。
ですが、昔はお見合い結婚が世の常識であったのです。
本来、結婚というのは、結婚する者同士だけでなく、家と家とを繋ぐものでした。
現在でも、両家の許しを得ない婚約相手なら、仕方なしに別れる人もいますし、国によっては、その特色が濃い国もあります
戦後の日本では、まだまだお見合い結婚が主流の時代。恋愛結婚でもしようものなら、後ろ指を指された人もいるのかもしれませんね。
自由に恋愛が出来る時代に生まれた私たちは、それだけで幸せなのかもしれません。
結婚という覚悟
「家と家との繋がりなんて、堅苦しい」「考えが古い」なんて思うかもしれませんね。
ですが、結婚とはそういうものなのではないでしょうか!?
好きだから結婚して、嫌いになったら別れる!! なんともシンプルな発想ですよね。
もし、結婚が結婚する者どうしだけの問題なら、両親への挨拶なんて意味のないこと!!
わざわざ結婚式に、親族や友人を呼ぶ必要もありません。洋式で式を挙げるなら、婚約者と神父の3人だけで行えば済むことですし、両親へは、婚姻届を出した後に、事後報告でいいのではないでしょうか!?
結婚を考えている女性は、自分の将来のことで頭がいっぱいになっていることでしょう。
もちろん、自分の将来や幸せについて考えることは悪いことではありません。しかし、結婚したならば相手の両親も自分の実父母と思い、ゆくゆくは面倒を看なくてはいけないと『覚悟』を決めている女性が、果たしてどれほどいるのか……。
少子化の影響で夫の家墓には入りたくないという問題は別として。
「夫の墓に入っているのは知らない人ばかりだから」という問題……それは当たり前です!!!
「『家』意識が重い。作法が違う」それも、当たり前です。嫌なら婿養子という選択もあったのではないですか!? とツッコミたくなってしまいますよね。
長くなりましたが、結婚を考えている皆さんは、そのもろもろの『覚悟』ありますか!?
女性(母親)は肝が据わっていると、男性が思うところには、その『覚悟』があって嫁いだからではないでしょうか!?
今一度、結婚を考えている女性は、『覚悟』というものを考えてみてはいかがですか!?
参考サイト
産経デジタル 『「夫の家墓には入りたくない」妻たちのホンネ』
photo by deltafrut
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