婚活から切り取る「1億総活躍」! 第三次ベビーブームは来る!?
KOIGAKU / 2015年10月23日 9時0分
先日、発表された阿部新内閣には、「1億総活躍大臣」なる新しいポストが登場しました。「強い経済」「子育て支援」「安心につながる社会保障」を3本の矢に掲げているそうですが、なかでも少子化対策には深刻にならざるを得ないんだとか。
このままいくと日本の人口は1億人を切り、さまざまな方面で支障が出るようです。そのため、出生率の目標を約1.8%とするも(現在の出生率は1.4%ほど)、人生で一度も結婚をしない生涯未婚率は現在、女性が10.8%で男性が20.1%。1985年の男性3.9%、女性4.3%に比べれば、明らかに男女とも結婚しなくなっているのです。(2010年、総務省国勢調査調べ)
今後は、恋活・婚活を国が大いに応援してくれる? かもしれません。国がマッチングするまでいかなくても、20~30代の恋愛と結婚を推奨し、子作りしやすい環境を整えてくれるのは、確実といえるでしょう。
そんな大々的な婚活ブームは、実は今が初めてではないのです。昭和22年から24年くらいにも、「青空集団お見合い」なるイベントが盛んにおこなわれていたそうです。
本音はみんな、「結婚したい」!
戦後の日本にも結婚意欲はかなり高まっていました。現在の60代が第一次ベビーブーム、その子供たちが第二次ベビーブームと呼ばれて、第一次ベビーブームを作ったきっかけの一つに「青空集団お見合い」があります。
たとえば……当時の結構情報誌【希望】は、全国の20~50代男女を対象に、多摩川の河川敷で青空集団お見合いを主催。公表数としては386人がお見合いに参加したそうですが、河川敷には数万人が集まったといわれます。また、その成功にならうように、鶴岡八幡宮や五稜郭公園ほか、全国100カ所で同様の青空集団お見合いが次々に行われたんだそうです。
現代では自由恋愛も好きな人と結婚することも当たり前ですが、戦前は親や周りが結婚相手を決めるケースが多く、男女ともに自分で相手を選べるというのは、なかなか珍しいケースだったといえます。そのため、青空集団お見合いには、自由恋愛を求める男女が自分の意志で参加、積極的に恋活・婚活を行ったのです。
時代や世代を越えて、20~30代という時期を迎えると、誰だって「恋したい!」「結婚したい!」ということなんですね。いわゆる適齢期にさしかかって、どんな奥手な人でも「今動かずに、いつ動く!?」という感じになるんでしょう。
出逢わなければ、結婚はない!
結婚したいと思っても、相手がいなければできませんから、恋人がいない人はまず出逢いの場へ足を運びましょう。少し前と違って、今は街コン・お見合いパーティーなどが、地域を問わず数多く開催されています。しかも、住む街や仕事、趣味などのコンセプトを設けていて、行ってはみたけれど話が合う人がいない、という「当たりハズレ」が少なく、参加しやすいイベントがたくさんあるのです。
街コンに参加したからといって、「モテない」「ダサい」という訳でもありません。婚活は今や、適齢期の男女がして当たり前のものだといえます。
そして、女性は特に、若ければ若いほど結婚のチャンスが増えますから、結婚したいと思うならガツガツするべき! 今どきの結婚は『セルフサービス』ですから、いつか白馬の王子様が迎えに来てくれる……なんて待っていても、誰も来てはくれないでしょう。のんびり構えていたらアラサーどころか、アラフォーになっちゃった! ということにならないよう、早めの行動を心掛けた方が良さそうです。
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