カレと同じベッドで起床からのキス＆ハグは幻想！だってお口が臭いもん！

我が愛猫、キャット八太郎はとってもヤンチャ坊主。
僕は手足に生傷の絶えない日々を送っていますが、それも子猫の間だけのこと。追っ付け成長すると猫は気性も穏やかになるわけです。
その証拠に、最近は咬むよりも、ペロペロと舐めてくることが増えてきました。

ところで僕は潔癖症。猫ちゃんの唾液がつくと、なんとなく洗いたくなるんですけど、子猫ちゃんの唾液って、匂いはないんですよね。
猫の口の中って、あんまり清潔なイメージはないんですけど、悪臭をもたらす物質はあんまり多くないのかもしれません。

一方で、人間の口の中はどうでしょう。
実は人間の口腔内は、人体のどんな部位よりも細菌の温床になっているそうです。
普段どんなに清潔にしていても、およそ400種類の細菌が蠢いており、しかもその数は数十億にまで達するというのだから、なんか今すぐモンダミンしたくなりますよね。
そんな口腔内ですから、まあ放っとくとどんどん臭くなるわけです。

ほら、寝起きの口って臭いじゃないですか。
自分じゃなかなか気付かないもんですけど、まあ大体の人は、数時間も寝ているうちに細菌の数が一気に増殖していき、これ以上増えようがない状況に陥るそうです。
寝起きの口の匂いって、公園の砂場を思いっきり乾燥させて、さらになんか生臭いエキスを振りかけたような匂いですよね。

気持ち悪い話ですが、どんな人であっても寝起きは口が多かれ少なかれ臭くなるものです。

起床即愛し合うなんて夢物語、鼻の利く人は大体苦痛を感じている!?

ドラマや映画、漫画なんかでよく見られるシチュエーションに、男女が同じベッドで寝ていて、先に起きた方が相手にキスするというものがありますね。
実際にやったことがあるという人もいるでしょう。
僕もあります。

ただ、繰り返しになりますけど、その状況って口の中の細菌の数が飽和状態ですからね。
できればキスする前に歯磨きするべきですが、メディアによってはそのまま相手を起こしてセックスに発展するケースもあります。
しつこいようですが、口の中の細菌の（以下省略）。

極端な話、寝起きの口腔内は、数日間お風呂に入っていない状態の性器周辺よりも多くの細菌数を誇る魔窟。
起きた瞬間に、隣にいる相手に愛情を捧げたい気持ちは重々分かりますが、率直にいえば細菌は多いわ口が臭いわで、愛し合うどころじゃないのが現状。

特に中高年以降や、日常的に喫煙している人などは、臭さも格別。
ドラマのようなロマンチックなシーンを展開する前に、「ちょっと失礼」と言ってベッドを出て、しっかりと歯磨きすべきでしょう。

自分の息の臭さを知るためには？

さて、臭い臭いといっても、自分でなかなか自覚できないという人だって少なくありませんよね。
「うそ！　私は臭くなんかないわ！」と憤る方もいらっしゃるはず。
実はそういう場合にも、しっかり自覚する方法があります。

その方法というのが、自分の唾液を嗅ぐというもの。
ただ嗅ぐだけではなく、ポイントはある程度乾いた状態の唾液を嗅ぐことです。

睡眠時って結構口が開いて乾燥し、そのせいでいやな匂いが引き立つわけですが、同じように唾液を乾燥させることで、近い匂いを体験することができるのです。
いらない紙かなにかに唾液をつけて、ほどなくして嗅いで見る。たったこれだけで、自分の口臭が把握できます。

あるいは口臭を数字で段階的にチェックしてくれるツールを使うのもいいですね。
「口臭チェッカー」でネット検索すると、色んな種類が安価で流通しているので、1つ手元に置いておくのもよいでしょう。

おわりに

繰り返しになりますが、最愛のカレと同じベッドに入って、朝に「大好き」と囁きながらキスをするなんてのは、ドラマや映画の中でのみ様になる言動です。

自分の口臭を自覚している人は、一刻も早く歯を磨きたいと思っているもの。
こうしたシチュエーションのキスは歯磨きの後でゆっくり楽しみましょう！

 

photo by Snufkin