彼に近づき過ぎると恋愛は壊れてしまう!? 距離を縮めることで起こる破局へのトラップ!
KOIGAKU / 2015年12月28日 15時0分
そらです。
私たちは、恋愛を通してたくさんの気づきを経験するかと思います。
楽しいことや苦しいこと…あらゆる感情と向き合って、人は成長していくものではないでしょうか。
しかし、この気づきの1つに、間違った感覚によって、お互いを切り離してしまうトラップがあります。
それは、お互いの距離が縮まれば縮まるほど、起こりえる可能性を秘めているのです。
では、その秘めている可能性とはいったいなんなのか? 今回は、その問題について触れたいと思います。
恋愛をしていてよく陥りがちなこと・・・
その陥りがちなことの1つに、このようなことがあります。
それは、「相手も自分と同じ考えを思っている」ということです。
これはどういうことかといいますと、恋愛をしていると、いつの間にか相手も自分と同じ考えを持っているに違いない。そして、自分が考えていることくらい「相手もわかっているはず」「ちゃんと察してくれるはず」という感覚に陥りがちなのです。どこかで、相手を自分の所有物と勘違いしてしまうことがあるのです。
何故そのようことが起こるのか?
恋人同士になったことでお互いの距離が縮まり、一緒に過ごす時間が増えます。
同じものを一緒に見たり、同じ出来事を一緒に体感したりと、1つの物事を2人で経験し、共有することが増えてくるのです。
すると、人によっては、相手と自分の境界線をしっかり引けずに、相手の心の奥まで土足で入り込んでしまう・・・
このようなことが実際に起きてしまうのです。
しかし、これは頭で考えれば、何かおかしいと気づくことなのですが、2人の距離が縮まりすぎると、求める感覚が麻痺してしまい、気づいた頃にはもう遅いということがよくあるのです。
恋愛を長く続けるポイント
何故このような感覚がわき起こってしまうのでしょうか?
それは、無意識の心が相手を求めてしまうからなのです。
お互いの距離が縮まり、自分と相手の距離感がつかめなくなったとき、無意識に心は隙間を埋めようと、相手を必要以上に求めてしまうのです。そして、埋めてくることが当然であり、埋めてくれないあなたは何?と苛立ちを覚えてしまうのです。
心は、頭とは違い「考える」ということができません。
距離感が測れず、心が求めてしまったら、もう自分では止めることができなくなってしまうのです。
心の隙間は、少なからず誰でも持っているものですが、その大きさは人それぞれ違います。
心の隙間を感じたとき、そして境界線がわからなくなったとき、相手に求める感情は限度を超えてしまいます。
思考は学習することで、成長することができますが、心の隙間は学習では埋めることはできません。
体感するしか方法がないのです。しかし、求めすぎたあまり、相手との境界線を踏み込み過ぎると、亀裂をつくりだしてしまうのです。このお互いの境界線を保つことが、恋愛を長く続けるポイントとなるのです。
境界線はどうしたら保てるのか・・・?
そのための簡単な方法として、一緒に同じ空を見たなら、『自分は青いと思っても相手は青ではなく、もっとくすんで見えている』 かもしれません。こんな風に、1つの物事に対して2つの感じ方があると捉えてみてください。
そして、「あなたは何色に見える?」と言葉にしてみて下さい。この小さなコミュニケーションの積み重ねは、お互いの境界線をしっかり保つことができ、そして、2人の感覚の違いを確認し合うことができるのです。本当に些細なことですが、この感覚は、恋愛を長続きさせるコツなのです。
おわりに
人は、心には勝てません。心が求めるものは、絶対なのです。だからこそ、いくら大切で、大好きな相手でも、ある程度の距離感が必要なのです。恋愛は、ただ近づけば良いものではありません。2人で支え合い、力を合わせていきたいのであれば、しっかりした境界線を引くこと。そうしないと、相手を思いやる気持ちというものは、わいてこないものなのです。大切な恋人だからこそ、距離感が必要であって、それを保つことが、2人を幸せへ導くものだと思います。
(writing by そら)
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