頭の中に「脚本」ができあがっている男性は、セックスが上手

性行為とはつまり、「入れて出す」ということなのですが……それを淡々と、色気なくおこなって気持ち良いわけがありません。特に女性は、脳で快楽を得るともいえるので、動物のように男性から腰だけ振られても、心はかえって萎えるばかりでしょう。

そのため、女性から見て「エッチが上手」という男性は、単に技巧派というわけではなさそうです。手指が繊細に動くとか、経験が豊富などといった要素よりも重要視すべきものがあります。

頭の中に「脚本」はできあがっているか？

セックスを一つのドラマと考えて、ホテルへ誘うところから彼女とお別れするまで、ちゃんと流れが想定できている男性は、女性に「エッチが上手」と思われやすいでしょう。しかも、特筆すべき愛撫ができたり、二度三度と射精できたりしなくても、印象として「この人、上手」と思わせることができるのです。

なぜなら、やはり女性はセックスを身体だけでなく、脳で感じるからだといえます。いやらしさがなく、スムーズにホテルなどへ誘われて、良いムードの中で服を脱がされベッドへ押し倒されれば、それだけで心はトロトロにとろけてしまうはず。

精神的な充足感が、より強い快楽を実感させるのです。

そのため、どんなに精力的で挿入時間が長いとしても、男性が「俺、こんなことできちゃうんだぜ！」と自慢する技を持っていたとしても、雰囲気作りもナシにただ挿入されれば、女性は無意識のうちに心の中で舌打ちをするはず。「コイツ、ないわー」とガッカリしちゃうでしょう。

逆に、行為自体はありきたりで変わった点もないものの、セックスに至るまでの流れがスムーズで、余計な遠慮をすることもなく、ピロートークまで気分良く過ごせたら、身も心も満足できるに違いありません。肉体的には「並み」の気持ち良さしかないにせよ、精神的に満たされれば最高に良かったという実感が湧いてくるのです。

魅惑的な『味付け』とは？

女性が喜びそうなムード作りができる男性は、セックス上手というイメージを持たれますが、スタンダードなエッチだけでなく、ちょっと変わった『味付け』ができると更に手放しがたい存在に思えるようです。

たとえば、ソフトなSMで新しい世界に誘ってくれたり、ラブホテルじゃなく、少しお高いシティホテルに部屋を取ってくれたり、という具合に。

いやらしい内容を話しているのに、下品さを感じさせないしゃべり方ができる男性も、ポイントが高いでしょう。単語のチョイスや表情に品があり、耽美なムードをかもし出せる人は、女性の「これからどんなセックスを楽しませてくれるのか？」という期待を高めてくれるはずです。

男性の普段の言動に注目！

セックスをする上で、頭の中に脚本を書ける男性は、想像力が豊富でサービス精神があり、上品さも備えています。またそうした要素は、普段の言動にも垣間見ることができるでしょう。ちょっとした会話やしぐさなどから、エッチが上手かどうかが見極められるのです。

つねに先を見て行動できるか、最低限のレディファーストはわきまえているか、話し方や食事の仕方で不快感を覚えるようなことはないか、自分を格好良く見せたい願望はあるか……チェックポイントは幾つかあります。

あっけらかんとした気取らないタイプだとしても、女性を楽しませようとする意識の高い男性は、エッチをする時も素敵な「脚本」を思い描けるはずです。

また、どんなにキザな男性であれ、女性をホテルに誘う時点で、「ただ挿入するだけのオトコ」か、「身も心も満たしてくれるオトコ」かがわかるでしょう。ツメの甘い気取り屋と、ムード作りが得意な本当のエッチ上手は違うのです。

 

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