束縛行為はなぜ嫌か?束縛反対派も知らないホントの理由
KOIGAKU / 2016年2月4日 7時0分
大好きな彼や旦那様など、好きな人につい束縛してしまう人って男女問わずいますよね。
恋学読者の方々の中にも、大好きな人に束縛をした経験をお持ちの方もいるのでは?
「女の子のいる飲み会には行かないで!」、「毎日必ず連絡して」、「女性と連絡先の交換しないで」など、束縛はエスカレートしてしまえば歯止めが利かなくなってしまいますし、人権という観点などお構いなしの身勝手な行為といえば行為です。
ですが、束縛したい人の気持ちもわからない訳ではありません。
「ずっと自分を見ていて欲しい」、「浮気をされないか心配」など、信じていない訳ではないのでしょうが、束縛をされる側の人にとっては、理解し難いのも現実です。
束縛をする人の中には「束縛をしてはいけない」などと、他人にお節介な忠告を受けた経験もあると思います。それで束縛がなくなったためしもないと思いますが、なぜ好きという感情を素直に表現している束縛行為が異性にとって逆効果なのか考えたことありますか?
希望的な信頼が束縛を生み、相手を信じていない人は束縛をしない
束縛をされて嫌な思いをした人は「信じていないから束縛をする」と思うことでしょう。
実はそれって大きな間違いなのです。
少なからず信頼に欠ける相手で信頼が薄いのは確かでしょうが、不安や自信のなさなどから束縛をする場合もあり、その根っこの気持ちというのは「信じたい」という希望的な信頼があるからなのです。
「もし……」という不安を解消する為や、希望を実現する為に、手段として束縛という行為をしているのであり、それが”信頼がない”という理由にはならないのです。
仮に、本当に相手を信頼していない人ならどうするのか?
その答えは「何もしない」です。
元々信じていないのですから、浮気をしようがウソをつこうが、何も感じません。
「やっぱりね」、「わかってたよゲスい奴って」と思うだけ。
信じていない人と関係を持つ問題は置いといて、束縛とは、裏切られたくないという気持ちの表れでもあり、最初から相手を信じていない人にとっては、束縛をする理由すら出てこないものです。
もちろん、束縛をしないから信じていないという訳ではありませんので、注意してください。
束縛をされたらなぜ嫌になってしまうのか
例えば、浮気が心配で束縛をしてしまうケース。
カップル間で連絡を小まめに取り合ったり、他の女性と関われないように画策したり、束縛する側は本当に一生懸命頑張りますよね。
束縛反対派の意見を聞くと「息が詰まる」、「信じていない」、「かわいそう」などの声を耳にしますが、束縛派にしてみたら理解し難い理由です。
なぜ他の女性と関わることや、あらゆる媒体でキレイな女性を見ることが息抜きになるのか理解できないでしょうし、自分がいればそれで満足するはずで、常に連絡を取り合うのもお互い好きなのだから申し分ないはずです。
ではなぜ束縛すると、人は嫌だと思ってしまうのか。
実は、束縛される側というのは、「なぜ嫌か」ということに対して自分でも明確に理解していないケースが多く存在します。
先に述べたように束縛行為は“信じていない証拠”にはならないですので、「信頼されていないから嫌」などの、よくありがちな理由は成立しません。
浮気をしたい!異性と関わることでストレスを解消できる!という理由ならば、あっぱれな言い分です。
ですが、そんな事は口にはできませんよね。故に、理由が見つからず「ただ嫌」と思ってしまうのです。
される側も理解していない嫌な理由というのは、社会と繋がりたいという欲求や、友人を増やしたいという欲求、対人関係に多様的でありたという欲求などを根底とし、ごく一般的に生活をしていく中で他者との関わりをパートナーから強制的に遮断される行為に対して、自由を阻害されたと感じてしまうのが一番の原因なのです。それが、束縛に対しての嫌悪感ではないでしょうか。
もちろん、浮気を目論んでいる人や、他の異性に乗り換えようと画策している人も、束縛に対して嫌悪感を抱くことでしょう。
束縛するから浮気や別れに走ってしまうのか、そんな尻の軽い人間を好きになってしまったから束縛してしまうのか、わかりませんよね。筆者が一概に束縛はダメと言えない理由はそこにあるのです。
まとめ
束縛が嫌な理由の中には、自分に対しての信頼指数が低いことに寂しさを感じるためという理由もあると思いますが、それは相手が信頼に欠ける人物で、自業自得の結果なのです。
「信じてないから束縛するんでしょ!」と言われた束縛派の方は、このコラムを読んで言い返してみてください。
ただ、ごく一般的に生活する中での社会的な繋がりを遮断する行為と結果に対して、束縛をしてほしくないと思うことは妥当であり、あなたと別れるための正当な理由になりますので、束縛も程々ぐらいがちょうどいいのかもしれませんよ。
photo by krzysztof.szmytkiewicz
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