女性優位のセフレ術～「また君としたい」と言わせるテクニック

セフレ関係って女性よりも男性のほうが優位という気がするのですが、皆さんどう思いますか？そもそも「セックスの主導権は男性」という暗黙の了解があるような気がするんですよね。

またそれとは逆に「マグロ」と聞くと女性のイメージだし、セフレ関係で我慢や悲しい思いをするのは女性のほうが圧倒的に多いような気がするんですけど、これって私の勝手な思い込みですかねぇ？

私にもセフレがいるんですけど、実を言うと私の場合も当初は彼の方が優位でした。でも今じゃ私が優位に逆転し、向こうから「今度いつ会ってくれる？」などと聞かれます。セフレ関係上の女性は「都合のいいオンナ」扱いされやすくなるみたいですが、元々セフレって恋愛対象外の関係ですよね？

それならこっちだって向こうを「都合のいいオトコ」として扱うくらいでなきゃおかしいし、そうでなくちゃ一方的にマスターベーションの道具にされているようなものです。恋愛とは別世界、きちんと線引きをしてセフレとしてのプライドをもちましょう。

初めは「お試し」

自称肉棒千里眼の私は、彼に初めて会ったその時から

「この人には絶対スゴイのがぶら下がっている！」

……と、根拠もないのに確信し、とにかく一線を交えたい！と、二人きりの夜勤中に猛アタック！若干強引ではありましたが、晴れて後日「お試し」と銘打ちラブホにチェックインすることができました。

あの日の私は彼の極太肉棒をゲットするというミッションを胸にテンションは最高潮で、持てる力の全てをさらけ出し超体当たりなセックスに身を投じ完全燃焼しました。すごく興奮したし、心も身体も超快感だったし、何より狙った獲物を撃ち落とせた（思った通りデカかった）という達成感はもうハンパなかったです！

ちなみに彼は既婚者で、浮気はアカン派でした。なので私と一線を交えた後も「情が移る」のを避けようとしていて真面目人間さがガンガン伝わってきましたが、私としては情なんか移されても困るし、ハッキリ言って本体よりも股間にぶら下がってる大きいのをたまに貸してもらえればいいんだけどな、と思ってたくらいドライでした。

知らんぷり＆忍耐

私にはもう一つ実行したいミッションがありました。

それは、「今後は彼から誘わせること」

私が初めに猛アタックして誘い出し、全てをさらけ出す体当たりなスタンスで初回を終えたことにはきちんと意味があります。

とにかく最初はものすごくいい思いをさせておいて、彼の身体に「憶えさせ」そのあとは「梨のつぶて」つまりそっけない態度に急転換し、一定期間関係を「寝かせ」、彼の中に私という存在や一度交わした行為を「確かめ」「回想」させ、もう一度やりたいと「思わせ」、最終的に「誘わせる」のです。

結果から言いますと、３か月かかりました。

とにかく「もう何とも思っていないフリ＆そっけない態度」に徹し、彼の中の欲求不満が爆発するのを待っていたわけなのですが、こちらから何のアクションも起こさずに過ごすのは正直しんどかったです。しかしこのミッションには「そう簡単には手に入らないオンナだということを気付かせる」というセフレ関係における重要な過程であるため、私はただただ耐え続けました。

そして、３か月後、偶然エレベーターで二人っきりになった時のこと、

「また、会える？」

と、誘われました。

優位でいるための掟

まずは、「そう簡単には手に入らないオンナだということを気付かせる」ことに徹するわけですが、ハッキリ言って、いくら待っても向こうから何のアクションもなくフェードアウトしてしまうことも充分考えられます。その場合は縁がなかったと割り切ってキッパリと諦めてください。未来はありませんから。

そして以下はミッションがうまくいった場合の掟です。

「相手の都合に振り回されない」

「同情しない、感情に流されない」

「自分は便利屋でもコンビニエンスストアでも宅配業者でも何でもないことを心得る」

「食い下がられてもダメはダメ」

「電話はしない、メールも最小限の回数で短い文章に留める」

「そして時々は優しくする」

パッと見、イヤな奴の条件みたいに感じられるかもしれませんが、セフレの関係ではこのくらいドライかつ気まぐれにふるまっている方が主導権を握っていけます。

繰り返しになりますが、セフレって結局セックスだけの関係なので、恋愛の域に踏み込んでしまったら主導権なんか永遠に回って来るわけありませんし、恋愛がしたいのに最初からセックスを提供してしまって「セフレから彼女に昇格したいんです…」なんておこがましいし、お門違い甚だしいったらありゃしない。

恋愛をご希望の方はどうか恋愛の土俵のほうで思いっきりぶつかり稽古してください。セフレのリンクはもっとクール＆ドライなんですからね。

Photo by Seven-Studio