「反省したか?戻って来い」とっくに破局してるのに連絡してくる勘違い男
KOIGAKU / 2016年3月2日 11時0分
“事実は小説より奇なり”なんて言葉がありますけど、ホントその通りですよね。
1月3日に初詣に行ったんですが、そこで車に撥ねられました。
目撃者によると3メートルほど飛ばされたみたいなんですが、僕の体が落下したのはアスファルトの上じゃなく、たまたますぐ近くで救助訓練をしていた消防団の用意していたマットのど真ん中。
全くの無傷でした。
こういうことって、あるんですねえ。
……まあ、もっともその言葉が当てはまるのは、こういう奇跡だけには限らないようですが。
実録!気持ちの悪い自己中男
僕は30代。最近では地元の同級生もあらかた結婚しまして、何だったら女性陣は幼稚園児ぐらいの子供も抱えるようになりました。
しかし、中には離婚してしまうケースもあるようで。
3年も前のことですが、僕の高校時代の同級生、Fという女性が離婚しました。
理由は言葉のDVだったということです。
直接的な暴力はなかったというのですが、料理を作れば「味が薄い」。掃除をすれば「手際が悪い」。果ては姑にもイビられる有様でした。
かわいそうに、Fは自律神経失調症になり、夜中は眠れず、目まいと頭痛に悩まされ、とうとうまともに家事もできなくなってしまったのです。
最終的にはFの両親がこの惨状を目にしたことで、Fの旦那の実家に殴りこみ。
裁判も辞さない強硬な態度を見せたこともあって旦那も日和り、離婚が円満に成立しました。
その後はFも良い男性にめぐり会い、去年の暮れにめでたくゴールイン。
結婚式は挙げなかったものの、同窓会を兼ねた飲み会では参加者全員が祝福。Fの嬉しそうな顔が印象的でした。
そんなFが、僕も含め、仲の良かった同級生らにある相談を打ち明けたのが、今年に入ってから。
なんでもかつて言葉のDVで彼女を追い詰めたあの元旦那が、最近になってFの再婚を聞き付けたのか、再アタックを掛けているというのです。
何から何まで勘違いのオンパレード!元旦那の異常な執着
Fに元旦那から送られたメールを見せてもらいましたが、まあなんともおぞましい内容でした。
F本人に許可を貰って一部抜粋します。
「俺たちが別れて数年が経ったけど、そろそろお前も目が覚めたんじゃないか? 今ならお母さんもお父さんも許すって言ってるぞ。
実は俺は最近になって仕事を辞めた。今ならお前の家事も手伝えるし、お前のパートでの稼ぎでも文句は言わない。
元々お前も俺の稼ぎで生活していたんだし、夫婦なんだから助け合うのは当然だ。
(めちゃくちゃ長くて気持ち悪い妄想が続くので中略)
心配せずさっさと戻って来い。
またお前のマズい飯で我慢してやるよ(笑)」
Fは当然このメールを受け取った直後にPTSDを発症し、身体的にも精神的にもダウンしてしまいました。
怒り心頭なのはFの両親と新しい旦那。
同級生の僕らも流石に笑えません。
僕とFの両親は、「今度こそ弁護士を雇うべき」と主張したのですが、ここでFの現旦那が動きました。
単身で元旦那の家に出向き、面と向かって「二度と俺の嫁にちょっかいを出すな」と正攻法で厳重注意をしたのです。
こういう話になると、フィクションでは「実はこの新しい旦那、バリバリの体育会系なんです」というオチが付くものですが、さにあらず。
見た目は正直、ちょっと線が細くて頼りない感じだし、普通の会社員なんです。
ところがFに対する愛情は掛け値なし。彼女のためなら自分の命も惜しくないという男だったんですよね。
その気迫に気圧された元旦那、最終的には二度とFに手を出さないという念書まで書いたというのだから、愛の力は凄いものです。
こうしてFの現旦那は、自分1人の力で妻を守ることに成功しました。
Fの心身も、少しずつ調子を取り戻しているということです。
おわりに
今回紹介したこの事例、特殊なケースのように思っていましたけど、周囲の話によると、決して珍しい話でもないようです。
特に地方ではこれよりも酷い話もゴロゴロしているようで、闇の深さに思わず閉口してしまいました。
機会があれば、またそうしたお話も紹介してみたいと考えています。
photo by Olichel
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