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結婚してから、妊娠してからでは遅い!? 子どもを産んだ後、女性はどう働く?

KOIGAKU / 2016年7月8日 11時0分

認証保育園の審査に落ち、「日本死ね」という声が母親から上がったことは、世間を大きく揺るがすニュースになりました。
筆者も、子どもを保育園に預けて働くサラリーマンですが、問題は保育園に受かるかどうか、だけではないと感じています。
6歳の壁と呼ばれる、子どもが小学校に上がる時期から、母親はどう働くのか? フルタイムのサラリーマンをし続けることは可能なのか? 母親が働いていることで、子供にどんな影響があるのか? など、問題は次々に出てきます。

しかも、小学生の放課後の預け先となる学童保育は、保育園以上に整備されていません。
とある企業が、「母親となる女性社員には、子どもが小学生になる頃から本格復帰してもらう、それがママ社員にとっても良い策だ」と発表していましたが、私からすれば首を傾げる内容に感じました。
時短勤務ができて、保育園という受け入れ先がある期間こそ、働く女性は一番守られているのではないでしょうか。

女性が出産後、どういう働き方をするのかは、結婚して妊娠してから考えるのでは遅いかもしれません。岡崎

キャリアチェンジは必須

子どもがいる女性が、独身時代と変わらない働き方をするのは不可能に近いといえます。
大抵の保育園は18時までしか預かってくれないため、ほとんどのママ社員は時短勤務をすることになります。
自分の母親や義母に子どもを見てもらったり、24時間体制の民間保育園に預けたりして、バリバリと残業する女性もいますが、子どもと過ごす時間が犠牲になるため、精神的にはあまり良くありません。普通の女性なら自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。

また、時短勤務となった時点で、部署移動せざるを得なくなったり、任せてもらえなくなる業務が出てきたりします。
自分の意志とは関係なく、キャリアチェンジが必要になるのです。

子どもが小学校に上がるまでに、準備しておくこと

筆者の周りでは、子どもが小学校に上がった後もフルタイムで正社員を続けた女性は、今のところいません。
子どものためを思ってパート勤務に変えたり、会社勤めをして得るお給料より学童保育にかかる費用が高いとわかって退職したりしました。(市区町村によって、学童保育料は異なりますし、民間施設は市区町村が運営する学童保育より料金が高く設定されていることが多いようです)

とはいえ、最近の日本は、男性が高収入を得にくくなっています。
今の60~70代がバリバリ働いていた時代とは違うのです。
生活費だけでなく、成長するにつれて増えていく子どもの学費、家のローン返済、自分の老後などを考えれば、妻も働いて稼がなければ! という家庭は多いでしょう。今後どんどん増えていくと思います。

ですので、子どもが小学校に上がった後にパート勤務をするのか、在宅ワークにするのか、学童保育を利用して正社員として働き続けるのか……女性は判断を迫られます。
もし、在宅ワークやフリーランスに切り替えるなら、保育園に子どもを預けて働いていられる間に資格を取得するとか、独立の準備を整える、などということが必要になるのです。

第2の仕事人生

女性が何歳で出産するかで、「どうキャリアチェンジをはかるか? 」は変わってくると思います。
25歳で出産した場合、子どもが中学校に上がる時、母親は38歳。
子どもが小さい間に働き方を少しセーブしても、まだまだ再就職が可能な年齢ですが、35歳で出産したなら、子どもが中学校に上がる時の母親の年齢は48歳。正社員としてしっかりとした職に就くのは、なかなか難しいといえます。
特に資格などを持たない女性は、派遣社員やアルバイトとして働くケースが多いようです。

子どもに手がかかる間は、できるだけそばにいてあげたいと思うのが親心ですが、それは仕事人としてキャリアを積んでいけない状態を指します。
子どもが産まれてから小学校に上がるまで、そして中学校に入学するまでをどう働くのかが、女性にとっては人生を左右する大きな課題となるはずです。そしてそれは、何歳で結婚して出産するのかも、深く関わってくるでしょう。

Written by 岡崎咲

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