「退社すべきか」…小学生の子を持つ韓国のワーキングマザー「冬休み非常事態」
KOREA WAVE / 2024年1月13日 11時0分
【KOREA WAVE】韓国で2カ月にわたる小学校の冬休みが始まり、働く母親たちの負担が普段に増して重くなっている。祖父母らの助けを受けられない共働き家庭は、学校の保育教室や放課後授業、塾を活用して子どものスケジュールをきちんと組み、多くの子どもたちは休み中も学校と塾を転々としながら時間を過ごす。
母親たちが集うオンラインカフェには、こうした母親たちの書き込みが相次いでいる。「保育教室が午前9時に始まるので、子どもを見送って出勤することができない。1年生の娘が一人で学校に行けるでしょうか」という心配から「どんな塾に通わせればいいか」「休みになると昼の弁当を作らないといけないので一層大変です」など悩みは多様だ。
小学校低学年の下校時間は保育園が終わるより早いため、普段から放課後授業と塾で親の退勤を待つ子どもは少なくない。長期の休みになると一層多くの「空白」が生じ、塾のスケジュールを増やして充足する。
そうなると塾代が大きな負担だ。退勤時間まで子どもを塾に預けるなら英語、音楽、テコンドーなど4~5科目は基本。塾費が月100万ウォン(約11万円)を超えるケースも多い。
働きながら小学生の息子2人を育てている京畿道光明市(キョンギド・クァンミョンシ)の母親はは「会社は子どもが長期の休みだからといって大目に見てはくれない。子どもにとても申し訳なく、気の毒だ。何度も退社しようか悩んだ」と話した。
京畿道始興市(シフンシ)の働く母親も小学3年生の息子を冬休みに預けるところが見つからず困っている。午後の塾まで一人で家で過ごす子どものため、夜明けに起きて弁当を作り、出勤後はカメラや電話で子どもを見守る。女性は「夏休みは1カ月なので夫と交互に年次休暇を取ってしのいだが、冬休みは長いので限界がある」とため息をついた。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News
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