製造業で「簡単に・多様に使える」ロボット…韓国の研究チームがAI技術開発
KOREA WAVE / 2024年1月17日 8時0分
【KOREA WAVE】韓国機械研究院は16日、キム・チャンヒョン人工知能機械研究室長の研究チームが、製造現場に簡単に適用できるロボット作業AI技術を開発したと明らかにした。製造業の作業工程にロボットを簡単に適用できるようにするもので、自動車や機械部品、組み立て、生産などの現場の作業環境に多様に使える。
この技術は現在、忠清北道清州(チュンチョンプクドチョンジュ)にある電子部品メーカーの製造工程で、世界で初めて運用されている。研究チームは適用可能な事業者の範囲を順次拡大していく予定だ。
韓国機械研究院は、製造作業工程に大規模言語モデルと仮想環境に基づいたロボット作業AI技術を開発した。この技術は、ユーザーの命令を理解し、ロボットがしなければならない作業を自動的に生成して実行する技術だ。
この技術を利用すれば、作業員の言葉をロボットの言語に翻訳し、作業員とロボット間の対話が可能だ。これまで製造業の現場にロボットを導入する際は、作業環境や対象物ではなく、ロボットに合わせて現場を変えなければならなかった。
開発された技術により、音声やテキストを通じて命令すれば、これに基づいて自動的に作業順序と動作を生成することができる。仮想空間で事前学習により現場に合う最適作業地点を選定し、作業過程を最小化し、物体を自動認識して衝突も避けることができる。
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最近、LLMなどAI技術をロボットと融合させて多様な作業に活用する傾向があるが、実験室だけで実験を進め、実際の現場に適用するのには困難があった。
今回開発した技術は、ロボットがする作業を明示し、仮想空間で事前学習を通じて最小限の現場修正だけで簡単にロボットによる作業を遂行することができる。現在、現場実証実験が進められている。
韓国機械研究院のキム・チャンヒョン人工知能機械研究室長は「ロボット作業に特化された知能を開発し、実際に製造現場に適用したのは世界初だ。現在は電気自動車部品メーカーの製造工程でテスト中であり、次第に適用先を拡大する」と述べた。
今回の研究は韓国機械研究院の基本事業「自律作業や製造のための核心機械技術開発」の課題支援を受けて実施された。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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