韓国SKテレコム、米国のペット医療サービス市場攻略へ
KOREA WAVE / 2024年1月18日 8時0分
【KOREA WAVE】韓国通信大手SKテレコムは17日、米国で開かれている世界最大規模の一般臨床家向けの獣医学会である「VMX2024」に参加し、米国の「Vetology」と業務協定を締結したと明らかにした。これをはずみにしてSKテレコムはペット診断補助サービス「エクスカリバー」を前面に押し出して米国市場の攻略に乗り出す。
「エクスカリバー」は、ペットのレントゲン写真を人工知能で分析し、獣医の病気診断を支援するサービスだ。韓国では2022年9月に商用化された。
Vetologyは2011年に映像専門獣医師、セス・ウォレック氏が設立し、13年に遠隔映像判読サービスを開始した。現在、米国内の3000余りの動物診療所がVetologyの遠隔映像判読サービスを使用している。
今回の協力を土台に、SKテレコムは「エクスカリバー」を通じて積み上げたペット関連データとAI技術力を、Vetologyもノウハウとデータをそれぞれ相互共有し、あらたなビジネスチャンスを共に模索する計画だ。
会社はデータと技術力を結合して診断の正確性を高め、診断範囲を拡大するなど、従来のAI基盤映像診断補助ソリューションの水準を大幅に高めることを期待する。また、両社の力を結集し、AI基盤の新規ソリューションを開発するなど、米国市場と世界市場でリードするために協力する方針だ。
SKテレコムは、世界100カ国あまりにX線ディテクターや医療機器を輸出している韓国の計測用工学機器メーカー「ビューワークス」とも、世界市場の共同攻略に向け、ソリューション供給契約を結んだ。
SKテレコムは「エクスカリバー」とビューワークスのデジタルX線写真収集ソフトウェアである「VXvue」を結合した新たなソフトウェアを開発し、これを搭載した統合医療映像ソリューションを上半期内に公開する。
SKテレコムのグローバルソリューションAIX担当であるソン・インヒョク氏は「今回の業務協定を契機に私たちのAIヘルスケアソリューションが米国市場で技術力を認められ、世界市場のAI転換に寄与するだろう。今後も多様な分野で世界市場にアピールできるAI基盤ソリューションを見つけて公開していく」と話した。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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