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「ほとんどが頭下げて携帯見ている」…ソウル地下鉄の「妊婦配慮席」に座る“配慮しない”市民たち

KOREA WAVE / 2024年1月26日 6時0分

ソウル地下鉄4号線列車妊婦配慮席に妊婦ではなく市民が座っている姿(c)news1

【KOREA WAVE】ソウル地下鉄に2013年導入された妊婦配慮席が「絵に描いた餅」になっている。知らん顔して多数の一般乗客が占領してるのだ。

人口保健福祉協会が妊婦と一般人それぞれ1000人を対象に実施した調査では、妊婦の86.8%が妊婦配慮席を利用したことがあると答えたが、このうち42.2%は「利用が容易ではなかった」と訴えた。

妊娠7カ月目の女性は「妊娠初期にマタニティバッジを着けて乗車したが、中年男性が妊婦配慮席で寝ていて声をかけられなかった」と振り返った。

昨年5月に出産した女性も「妊婦配慮席に座る人のほとんどが頭を下げていたり、携帯電話を見つめていたりする」と話した。

妊婦配慮席を巡っては、1日平均20件以上の苦情がソウル交通公社に寄せられている。2022年は7334件、昨年は7月までで4347件。内容は「案内放送を徹底してほしい」など多様だ。

妊婦配慮席を常に空けておくべきかどうかについては以前から論争がある。2021年の調査によると「常に空けておかなければならない」という回答がギリギリ過半数の51%だった。

国会立法調査処のホ・ジンスク調査官は「深刻な少子化問題に直面している韓国社会で妊婦への配慮は必須。だが空けておくことを法制化すると社会的葛藤を誘発する恐れがある」と話している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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