専攻が合わなければ「何度でも大学入試を受けます」…変化・挑戦を恐れない韓国の若者世代
KOREA WAVE / 2024年1月28日 13時0分
【KOREA WAVE】
「医学部や薬学部に行くためにまた修学能力試験の勉強する友達が周りには多いです」
ソウルのある私立大学工学部の23学番(2023年入学)のイさん。医学部に進学するために2024学年度の修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)を受けたが、点数が思ったほど良くなかった。そのため来年の修学能力試験に再挑戦する予定だ。
現役で大学に入学したイさんは「専攻の勉強をしたが、適性に合わず悩んだ。同じ科にも医学部に進学しようと修学能力試験を準備する同期生がかなりいる。勉強するのが自然の成り行きだった」そうだ。
首都圏の教育大を2018年卒業し、小学校教師として仕事をするチンさん。「ロースクールに行くために勉強したり、資格試験を準備したりする同僚教師たちも多い。仕事をしながらも別の進路を考えている人が増えている」と話した。
韓国教育開発院の教育統計によると、昨年、4年制大学の新入生33万439人のうち、受験を何度か経験して入学した「N受験生」は8万5872人。26%に達し、1994年の修能導入後、最も高かった。逆に同年度の高校卒業生の現役入学者数は22万5227人。全体の68.2%で、修能導入後、最も少なかった。
最近、MZ世代には、自分の適性と合わなければ、思い切ってこれを諦め、大学入試をやり直したり、別の職業に挑戦したりすることを厭わないという特徴がある。
このような特徴は大学入試にもそのまま反映され、大学入試で「N受験」を選ぶ学生たちが過去最高だったことが明らかになった。
N受験生が過去と比べて著しく増えている現象は、医学部ブーム、名門大学を好む傾向などが強く作用した影響と解説される。
今年、ソウル私立大学医学部に合格し、新入生歓迎会に出席するというキムさんは「同期の中でN受験生が多い。一緒に修学能力試験を受けた友達の中には、医学部に再挑戦するために再び修学を準備する友達も多い」と話した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
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