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「抗日独立運動」の日に韓国人が「円安」日本の旅行だなんて…「何ごとか!」 vs 「個人の自由」

KOREA WAVE / 2024年3月1日 10時59分

ソウルの公園に掲げられた太極旗(c)news1

【KOREA WAVE】韓国は1日が「三一節」の祝日になるため、土日と合わせて3連休となる。連休期間中、飛行機のチケットがなくなるほど、日本行き路線の多くが満席に近い状態だ。ただ「三一節」が、日本統治下の1919年に起きた抗日独立運動「三・一運動」を記念する日であるだけに、「三一節に日本旅行とは何ごとか?」という批判も上がっている。

三一節連休期間中、日本行きの飛行機チケットはほとんど売り切れとなった。3日間は、済州航空の日本路線の平均予約率は2月21日基準で80%を上回った。同期間、ティーウェイ航空の日本行き航空便の予約率も85%を記録した。三一節当日だけを見れば、平均予約率は実に94%に達する。

漢陽大学観光学部のチョン・ランス教授は「最近、円安のうえ、新学期直前の旅行需要、短い連休に行くのに適した場所という点が相まって日本旅行客が急増した」と分析している。

1日から4日間、大阪に行くという会社員は「円安なので早く行かなければ、と思っていた。年次休暇を1日加えるだけで負担がなく、日本を選択した」と説明した。

大学で韓国史を専攻した会社員は「三一節に太極旗(国旗)を掲揚しないことも多いのに、一方で『日本旅行に行くのか』と、ことさら指摘するのは行き過ぎた民族主義だ」と皮肉った。

大学生も「周辺でも『ノージャパン(日本商品不買)運動』はとっくに関心から遠ざかっている雰囲気」としながらも「それでも不便を感じる人がいるのは理解できる。日本旅行に行ったとしても、三一節当日にはインスタグラムにアップせず、翌日に上げるようだ」と指摘する。

若い世代を中心に歴史・政治を文化の消費と分離して眺める傾向が強くなったようだ。大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「過去には個人よりも民族や国家が優先という考え方が先行していたが、今はそのような雰囲気がかなり崩れた。過去の歴史と文化を切り離して考えるようになった」とみる。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News

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