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“ソウルの群衆”を象徴する「支庁前広場」も「20歳」…集会・デモ制限、「開放性」の論争絶えず

KOREA WAVE / 2024年5月20日 11時30分

ソウル広場に用意された「本を読むソウル広場」(c)news1

【KOREA WAVE】開設20周年を迎えたソウル市庁前の「ソウル広場」の開放性を巡って論争が絶えない。地方自治体のイベントが優先されて集会やデモが制限され、「広場」の名前が無意味だという指摘もある。

ソウル広場では11月10日まで「本を読むソウル広場」というイベントが開催されている。問題はこうした自治体イベントが広場を先取りし、集会やデモを含む市民のイベントが制限されざるをえない点だ。

実際、毎年開催される地域のイベント「ソウルクィア文化祭」はこのイベントのためにソウル広場で開催ができなかった。市側は「本を読む」を優先した理由について「前後のイベントの連続性と効率性や対外機関との信頼性」などを考慮したとしているが、主催する市民団体は行政が広場を独占していると主張している。

ソウルクィア文化祭組織委員長のヤン・ソヌさんは「広場は公共の場所であり、市民が利用でき、市民の祭りを開催できる場所であるべきなのに4月から11月まで図書館のイベントで埋められている」と批判。「決定は納得しがたい」と述べた。

昨年6月、民主労総がソウル広場を使用するため申告書を提出したが、ソウル市が「芝生の管理」を理由に使用を許可しなかった例もあり、訴訟にまで発展。ソウル行政裁判所がソウル市が裁量権を逸脱・乱用したとして民主労総勝訴の判決を下した。

ソウル市は「使用申請があれば基本的に受理するのが原則だが、使用希望日が重複した場合、実務的な調整をする。調整できない場合は審議委員会で決定する」との立場だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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