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韓国人のナトリウム摂取、WHO勧告基準の1.5倍

KOREA WAVE / 2024年5月31日 8時14分

Pixabay(c)KOREA WAVE

【KOREA WAVE】韓国国民の1日平均ナトリウム摂取量は、2018年に3274mgだったのが、2022年は3074mgと200mg(約6.1%)減少したことが、韓国食品医薬品安全処のデータで判明した。塩分を多く含む▽キムチ▽スープやチゲ▽麺類――などを通じたナトリウム摂取量が減少した影響と見られる。

これは世界保健機関の勧告基準である2000mg(塩5g)より1.5倍も多い。男性は1日平均3576mg、女性は2573mgのナトリウムを摂取していた。

日常生活でナトリウムを最も多く摂取する場所は家庭(66.8%)だった。 続いて飲食店(17.5%)、学校・職場(13.8%)の順だった。

一方、加工食品を通じた国民の糖類摂取量は、2018年に36.4gだったが2022年は34.6gと、似たような傾向が維持されていた。これはWHOの勧告基準より低い水準だ。

最近、韓国国民が糖類を多く摂取するのは「飲料類」を通してだった。消費が約30%増加したにもかかわらず、飲料類を通じた糖類の摂取量は増加していない。炭酸飲料の代わりに炭酸水などを、また砂糖を混ぜたミックスコーヒーの代わりにブラックコーヒーを摂取するなど、消費パターンの変化のためと分析される。

国民全体の平均糖類摂取量はWHO勧告基準に比べて低いが、子どもや青少年などの集団ではWHOの勧告基準を超え、1日の総カロリーの10%以上を摂取していることが確認された。子どもや青少年の年齢別糖類摂取量は▽6~11歳9.7%▽12~18歳10.3%▽19~29歳9.5%――などだ。

子どもや青少年の年齢層で糖類の摂取が多くなった理由は、1日の食事(総カロリー)でパン類、糖含有量が高い果物や野菜、飲料類、炭酸飲料などを相対的に多く摂取するためとみられる。

韓国食品医薬品安全処の関係者は「家庭でスープやチゲを調理する際、塩や塩辛などの使用を減らし、シイタケや昆布、カタクチイワシの粉などを使ったり、飲食店で配達・包装食品を注文する時に調味料を別に求めたりするなど、ナトリウムの摂取量を減らす努力が必要だ」と指摘する。

糖類の摂取を減らすために▽おやつとしてお菓子やパン、餅類より、新鮮な果物を摂取する▽コーヒーを飲む時は砂糖やシロップを減らし、炭酸飲料ではなく水や炭酸水を飲む――など、日常的な努力を促している。そのうえで「栄養成分やナトリウム・糖類低減表示対象食品を持続的に拡大し、栄養表示の確認方法などに対する広報を強化する」としている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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