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「2045年、火星に太極旗」…韓国大統領、宇宙プロジェクトの野心 (下)

KOREA WAVE / 2024年6月1日 10時0分

宇宙に旅立ったソーラーセル宇宙船が最近、地球との交信に成功した=NASA(c)KOREA WAVE

【KOREA WAVE】衛星部門では低軌道で15センチまで観測可能なレーダーや光学衛星を開発する目標を立てた。国家偵察能力の強化のため、2025年に先行研究に着手する。

未来の衛星技術は宇宙庁を中心に開発することにした。宇宙量子通信など宇宙実証と低軌道無人プラットフォーム(実験モジュール)の構築を検討することにした。

また、多様な衛星を開発する。次世代中型衛星は2025年に2号(国土管理)、3号(科学技術)、4号(農業・山林)がそれぞれ打ち上げられ、2028年には5号(水資源)を宇宙軌道に乗せる計画だ。

群集衛星も予定通り2026年、ヌリ号に搭載して2~6号機を打ち上げ、7~11号機については翌2027年に着手する。

探査部門では、月を越えて火星にまで領域を拡大する。

まず、今年下半期に宇宙探査ロードマップを樹立する。

2032年までに次世代発射体を活用した月着陸船を発射する。また、2040年代には月面の分析や採取など探査任務を遂行し、月面基地を構築する計画だ。

1971年、アポロ15号の任務で宇宙飛行士が乗っていた月面車=NASA(c)KOREA WAVE

◇2045年までに火星着陸船開発、深宇宙時代を開く

火星探査研究にも着手する。2035年に火星軌道船を打ち上げる計画だ。2045年までには火星着陸船を開発して探査に乗り出し、本格的な深宇宙時代を切り開く計画だ。

同時に、2回目の宇宙飛行士事業を推進する。月面基地確保計画と連携し、有人宇宙飛行プログラム戦略を策定する。

航空部門では2030年までにハイブリッド未来航空モビリティー実証機を開発する。大型ガスタービンエンジンや民需航空機用補助動力装置を民軍共同開発する計画だ.

ユン・ヨンビン氏は「専任のタスクフォースを設け、宇宙航空経済創出のための産業生態系造成、世界的水準の宇宙航空クラスター構築、宇宙航空政策コントロールタワー機能強化などを推進する」と明らかにした。

宇宙航空クラスターは衛星特区(慶尚南道)-発射体特区(全南)-研究・人材特区(大田)の三角クラスターを造成する。

衛星特区には衛星開発革新センターの構築、発射体特区には発射体技術事業化センターの構築、研究人材特区には宇宙人材養成センターや関連R&Dを支援する。

また、宇宙航空庁の本庁舎建設(泗川)、航空特化団地の追加指定・支援、航空試験インフラの拡充などにも積極的に乗り出す方針だ。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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