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韓国陸軍幹部の嘆き「中核を担う人材、志願者が急減」…「労働環境劣悪」「将来が見えない」の訴え

KOREA WAVE / 2024年6月11日 12時0分

副士官任官式(陸軍提供)=写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1

【KOREA WAVE】任官15年を過ぎたという韓国陸軍幹部が6日、軍関連情報提供チャンネルである「陸軍訓練所の代わってお伝えします」に、「今、我が軍はどこに向かっていますか」という長文の投稿を載せ、論議を呼んでいる。

幹部は「韓国軍の中核といえる副士官の志願率が急減している。それは労働環境が劣悪で、将来が見えないためだ」と嘆いている。悪い住居環境や福利厚生に加え、態度の悪い兵士たちに振り回され、月給も一般兵士とそれほど差がない。そんな状況で誰が副士官になるだろうか……。

韓国では最近、軍に関連した事件・事故が頻発し、軍への批判が強まっている。

この幹部によると、社会が急変しているのに、軍は「変化してはいけない」という組織文化があるという。「一部の指揮官たちはまだ『私の時はよかったが、(今の人は)努力が足りない』と考え、過重で不必要な業務、犠牲の強要などの文化が蔓延している」。幹部はこう指摘した。

さらに生活環境について、▽スーパーに行くのに30分かかる▽子どもが病気をしても病院に行くのに1時間、車を運転しなければならない▽エレベーターもない5階建ての狭いアパートに住み、ガス代も高い――など、マイナス面を強調した。

また、無礼な兵士がいても、厳しく教育ができないため、「黙って見過ごせ」と言われ、「今は兵士の統制さえ容易ではない」と語った。

幹部によると、来年には給与と支援金のある兵士と、軍曹の間の月給逆転現象が起きるという。幹部は「軍の骨格が崩れてしまう」と嘆いている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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