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韓国の産業ロボット企業、米国でフライドチキンを調理

KOREA WAVE / 2024年6月21日 8時0分

キョチョンチキン茶山(タサン)新都市1号店に導入された調理ロボット=キョチョンF&B(c)KOREA WAVE

【KOREA WAVE】韓国の産業ロボット企業「ニューロメカ」は20日、フライドチキンレストランチェーン「キョチョン」と開発した揚げ物ロボットの受注が韓国で約20カ所、米国で2カ所まで拡大したと発表した。パク・ジョンフン代表が同日、ソウルの韓国科学技術会館で開かれた「ワールドフードテックカンファレンス2024」で明らかにした。

さらに、同代表は「年内に韓国内だけで100カ所ほどのロボット地点ができるだろう」と予測した。韓国のフードテック技術が世界市場の扉を開くことになった。

ニューロメカは2021年10月、「キョチョンチキン」を運営する「キョチョンF&B」と業務協定を結び、チキン調理ロボットを開発してきた。揚げ物料理に特化したロボットシステムを開発して共同特許を出願し、2022年11月から直営店で運用試験を実施した経緯がある。

ニューロメカの揚げ物ソリューションは、人との協同ロボットを基に揚げ物過程を全て自動化したのが特徴だ。ロボットが脱油、成形など調理過程を遂行し、1時間当たり30羽分の鶏を揚げることができる。揚げ物のサイドメニューの調理も可能だ。1日で設置が可能で、遠隔メンテナンス機能も備える。キョチョンチキンのレシピに特化した専用ソリューションで、キョチョンチキンの調理工程を念頭に設計された。

ニューロメカのパク・ジョンフン代表(c)KOREA WAVE

パク代表は「満足な品質で、独歩的なクオリティーを立証した。韓国内唯一、6つの工程ですべて自動化を実現した」と説明した。この他にも細かな作業時間を大幅に短縮し、作業の失敗を感知できるアルゴリズムなどを搭載した点も強調した。

ニューロメカは昨年11月、キョチョンF&Bの全国加盟店100カ所余りを対象にロボット導入説明会を開催した。当時、キョチョンチキン加盟店5カ所でソリューションを運用していた。両社は今後も説明会を開き、採用店舗を拡大する方針だ。ロボット調理の自動化で、加盟店の人件費を減らし、品質を上方平準化するためだ。

ニューロメカは今年、飲食物の自動化市場の拡大に拍車をかける。揚げ物ソリューションのほか、無人ロボットカフェも機能を改善し、普及を図っている。パク代表は「(ロボットカフェも)今年中に良い成果が出るだろう」と話した。

パク代表は「K-フードが世界に進出するためにはこの料理を作るキッチン装置も必要だ。ロボットの性能と経済性を向上させながら、世界に進出できるように苦心している」と強調した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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