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チムジルバン建物、歯科・整形外科同居…老朽化するソウルの各警察署、臨時庁舎確保に四苦八苦

KOREA WAVE / 2024年6月24日 18時30分

鍾岩警察署(c)MONEYTODAY

【KOREA WAVE】21日午前、ソウル市中区の駅前。高く伸びたAKタワーに「ソウル中部警察署」の看板がついた。この建物には歯科、整形外科などが同居する。通り過ぎる市民は建物の横に置かれたパトカーを見て「警察署がどこにあるのか」「歯科の横で合っているのか」と尋ねた。

同日、ソウル市西大門区の駅前。サムチャンビルには「ソウル西大門警察署」の看板がある。かつてカフェ、病院など各種賃貸事務室が集まったところだった。見慣れた建物が、5月から警察署に新しく変わると市民らは「不思議だ」と話した。

老朽化したソウル市内の警察署が再建築に入り、臨時庁舎に拠点を作っている。ソウル中部警察署と西大門警察署は今年、引っ越しを終えており、恵化警察署は近いうちに入居を控えている。

警察によると、ソウル管内の31の警察署のうち、臨時庁舎を置いているのは▽西大門警察署▽鍾路警察署▽中部警察署▽九老警察署▽鍾岩警察署▽方背警察署――の計6カ所だ。

鍾岩警察署は2021年、新型コロナウイルス感染で廃業したチムジルバンの建物に臨時の拠点を構えた。鍾路警察署は2022年7月から旧SM免税店があった公平洞の建物を借りて使っている。九老警察署は昨年、新道林テクノマートに入居した。方背警察署は瑞草区方背洞のある建物を臨時庁舎として使っている。

警察などによると、これらの臨時庁舎7カ所の月平均賃貸料は3億5000万ウォン(1ウォン=約0.11円)。最も高いのは西大門警察署(4億5800万ウォン)だ。

臨時庁舎はおおむね、基本3年で契約を結ぶ。工事途中に変数が生じれば契約が延長される可能性がある。鍾路警察署もやはり新庁舎工事の際、旧家跡・古墳・建物跡など多数の遺構が発見され、しばらく中断された。現在は文化財庁の同意を得て、4カ月ぶりに工事を再開した。

一線の警官は「臨時庁舎を設けるのは容易ではない」ともらす。予算に合う建物であり、かつ職員300人余りが入れる空き室を探す必要があるためだ。西大門警察署もやはり敷地を探すのに3年以上かかった。

警察関係者は「一部の賃貸人は自身たちの建物に警察署が入ってくることに負担を感じたりもする。公共業務施設に用途変更もしなければならないので手続きが容易ではない」と振り返る。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News

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