「野々村真さんの対話型AIヒューマン」…韓国ESTsoftが実証実験へ
KOREA WAVE / 2024年6月28日 8時0分
【KOREA WAVE】韓国のソフトウエア開発会社「ESTsoft」は27日、日本のタレント、野々村真さんをモデルにした対話型AIヒューマン「AI真」を製作し、シニアケア実証実験を始めると明らかにした。
AI真の製作や実証実験にはESTsoftのほか、業務協定を締結したLLM応用サービス企業「スパイラルAI」、野々村真さんの所属事務所「スターダストプロモーション」など各分野の専門企業計10社が参加する。このうちAI技術支援はESTsoftとスパイラルAIが担当する。
今回のプロジェクトは、日本の高齢社会で発生する看護や高齢者施設の人材確保問題をAIヒューマンの導入で解決するために始まった。AIヒューマンを活用して高齢者の認知機能の改善を支援し、関連サービスの満足度を高める狙いだ。
実証実験のモデルは、多様な番組に出演し、高齢者にもおなじみの野々村さんが選ばれた。ESTsoftが韓国でAIヒューマンを活用したシニアケア事業のために、歌手テ・ジナさんのIP(知的財産権)を活用したのと同じだ。
実証実験は施設内でのAIヒューマンの活用に重点を置いて進められ、2025年の商用化を目指す。ESTsoftは実証実験の核心であるAIヒューマンの製作を担当する。現在、AI真の初期モデルの製作を終え、現場で必要な追加作業を準備している。
ESTsoftAI事業本部のピョン・ゲプン常務は「韓国内のシニアケア市場で効用性を立証しながら拡大したAIヒューマンビジネスモデルに関心が非常に高まっている。日本での商用化のために積極的に協力していく」と説明した。
また、同社のチョン・サンウォン代表は「今回の実証実験で韓国より約6倍大きい日本のシニアケア市場への進出が可視化された。今後も強化してきたグローバルネットワークを積極的に活用し、より攻撃的に海外市場を攻略していく」と述べた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
在宅介護を円滑にさせる「対話型AI」とは?認知機能を維持する効果に期待【介護の不安は解消できる】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月23日 9時26分
-
「怪しい人」を察知するAIエレベーター…韓国で実証実験へ
KOREA WAVE / 2024年12月22日 8時0分
-
「スタートアップ・コリア特別VISA」第1号のスペイン起業家、AIで高齢者支援へ
KOREA WAVE / 2024年12月16日 13時30分
-
韓国カカオが公開した「韓国語特化型マルチモーダルAI」の性能…GPT-4を上回る韓国語理解力
KOREA WAVE / 2024年12月14日 14時0分
-
「非常戒厳宣言」をAIはどう伝えたか…韓国大手と米国勢、課題と可能性を検証した
KOREA WAVE / 2024年12月6日 4時0分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください