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韓国ロッテ会長の長男、日本のホールディングス社内取締役に選任…高まるグループ内の存在感

KOREA WAVE / 2024年6月29日 8時0分

故シン・ギョクホ(辛格浩)名誉会長の4周忌の追慕式に参列したシン・ユヨル氏(c)MONEYTODAY

【KOREA WAVE】韓国ロッテグループのシン・ドンビン(辛東彬、日本名・重光昭夫)会長の長男であるロッテ持株会社のシン・ユヨル(辛裕烈)未来成長室長専務が、日本ロッテホールディングスの社内取締役に選任された。現在、ロッテ持株会社の非常任取締役であるシン・ユヨル専務が、日本ロッテホールディングスでも重要な役職に就き、グループ内での存在感が徐々に高まっている。

日本ロッテホールディングスをめぐっては、シン・ドンビン氏の兄、シン・ドンジュ(辛東主)=重光宏之=元ロッテホールディングス副会長(SDJコーポレーション会長)が経営復帰を狙っていたが、今年も不発に終わった。

日本ロッテホールディングスは26日午後、東京で開かれた定期株主総会で、シン・ユヨル専務の社内取締役選任案を議決した。シン・ユヨル専務は2020年、ロッテホールディングスに入社して4年で社内取締役になった。

ロッテグループの支配構造は、日本の光潤社→日本ロッテホールディングス→ホテルロッテ→ロッテ持株会社→各系列会社となっている。日本ロッテホールディングスは、日韓ロッテのつながりであるホテルロッテの持分を19.07%保有している中核会社だ。シン・ドンビン会長は、日本の光潤社とロッテホールディングスの双方で社内取締役として登録されている。

一方、ロッテホールディングスの持分約30%を確保したシン・ドンジュ氏は、今回の株主総会で▽シン・ユヨル専務の社内取締役選任反対▽シン・ドンビン会長の社内取締役解任▽本人の社内取締役選任――などの案件を提案したものの、全て否決された。10回目のロッテホールディングス取締役復帰の試みも結局、失敗に終わった。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News

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