韓国・夏のたびに繰り返されるマンホール墜落事故…一部自治体、安全施設設置率1.29%
KOREA WAVE / 2024年7月8日 6時0分
【KOREA WAVE】韓国で夏場にマンホールの蓋が開くことによる事故が毎年繰り返されている。だが、一部自治体ではこれを予防するための安全装置が不十分であることが明らかになった。
忠清北道清州市の各区庁によると、市全体に設置されたマンホールは2022~2023年基準で4万9571個。しかし、マンホールの転落防止装置の整備は638カ所で、設置率1.29%に過ぎない。
マンホール事故は通常、豪雨期に下水が逆流したり、水圧で蓋が離脱したりして発生する。
忠清北道では昨年7月15日午後2時45分ごろ、ある自治体の長がマンホールの中の異物除去をしていたところ、足を踏み外して落ちた。息子が父親を助けるに飛び込んだが、結局、2人とも死亡した。この日、現地の降水量は1日200㎜以上だった。
2022年8月10日、時間当たり50㎜の雨が降った清州では9カ所でマンホールが破損した。
同年8月8日、ソウル江南駅では1時間当たり100㎜以上降る雨によって下水道があふれ、マンホールの蓋が離脱、その中に40~50代男女2人が落ちて死亡した。ソウルではこの事故を契機に、常習浸水区域にマンホール転落防止装置を整備することを決め、現時点でマンホール全体(28万個)の約8%の2万2000個余りで設置を完了している。
マンホールの転落防止装置は、常習浸水区域、子ども保護区域、下水逆流が頻繁に発生する地域に主に設置する。この施設は200㎏以上に耐えることができ、成人が転落しても安全だ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
たばこの吸い殻で詰まるソウルの排水溝…「逆流への懸念」知らない人が多く
KOREA WAVE / 2024年7月13日 7時0分
-
「バケツひっくり返す」韓国で200年ぶり激しい豪雨…「毎年来る」という不気味な警告
KOREA WAVE / 2024年7月12日 16時20分
-
韓国地方都市に「旭日旗」ベンツ出現で騒ぎに…文句を言うと「報復された」とか
KOREA WAVE / 2024年7月11日 6時0分
-
韓国気象庁が「水爆弾」警告…損害保険会社は「非常対応チーム」
KOREA WAVE / 2024年7月6日 9時0分
-
韓国・早い夏の「招かれざる」客…窓にびっしり「とても気持ち悪い」
KOREA WAVE / 2024年6月19日 6時0分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)