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韓国電子通信研究院、最先端「群集ドローン」公開

KOREA WAVE / 2024年7月23日 9時0分

【KOREA WAVE】

韓国航空宇宙研究院の成層圏ドローンの模型(c)KOREA WAVE

韓国の先端無人偵察機を公開した「2024無人偵察機産業エキスポ」がこのほど開かれ、今年初めて研究成果を公開した韓国電子通信研究院の「DNA+ドローン技術開発事業団」と違法ドローン知能型対応技術開発事業団などが注目を集めた。

ETRIエアモビリティ研究本部長(DNA+ドローン技術開発事業団長)のイム・チェドク氏は「400億ウォンを投じてドローンデータと5G、人工知能が融合された非可視圏自律・群集飛行や高付加価値任務データのリアルタイム生産、活用システムを実現し、革新的なビジネスモデルを創出することに重点を置いて技術を開発した」と説明した。

一般にもサービス提供が可能なドローンプラットフォームをはじめとするドローンセンサーデータの全周期(設計、獲得、流通、サービス)技術や標準化技術、ドローンセンサーデータを活用したリアルタイム空間情報視覚化技術を公開した。

移動基地局は5Gをベースに開発された。ドローン用5G通信モジュールを新たに開発し、e-Um(イウム) 5G活用ドローンセンサーデータのアップリンク容量を拡大した。5G陰影地域も解消した。非視界圏自律飛行のための障害物検知と回避機能も搭載した。

◇20台同時作業可能

イム本部長は「5GやWi-Fiネットワーク基盤の遠隔異種ドローン群集飛行が可能だ。最大20台まで、領域を分けてそれぞれのドローンが役割を遂行することができる。数百、数千台のエンターテインメント用群集飛行とは次元が違う技術」と強調した。

イ・ギョンヨン主任研究員は「5Gを基盤にプラットフォーム全体を統合した。捜索や農業用、構造物探索や分析ドローン実証事業が今年末に終了する」と語った。

韓国機械研究院は、陸海空における自律協力任務遂行のための険地走行地上無人偵察機システムを公開した。これは自律走行と群集運営が可能だ。また、空中無人偵察機の離着陸・保管・充電のための離着陸パッドを搭載した。

(c)KOREA WAVE

韓国航空宇宙研究院は成層圏太陽光ドローンEAV-4を披露した。成層圏ドローン技術開発事業団研究員のキム・ジュンヨン氏とユ・ギョンウォン氏は「成層圏で20㎏以上の任務装備を搭載し、30日以上滞空し、監視観測、通信中継などの機能を遂行できる。翼の長さだけ30mで、太陽電池とバッテリーで電力を供給する」と解説した。

活用分野は、違法漁業や海洋汚染の監視、山火事や災害の監視、リアルタイムの精密気象観測、離島などの密入国監視などだ。

航空宇宙研究開発機構は、今月から9月まで全羅南道高興(コフン)の羅老宇宙センターで試験飛行を実施した後、今年末に30日間の滞空可能性を検証する初飛行に乗り出す。

ハンコムインスペースは、DNA+ドローン技術開発事業団の参加のほか、独自のブースを設け、技術と製品を披露した。

主な展示品目は、現在市販されている民軍産業用ドローン(回転翼クアッドコプター無人飛行装置)と偵察・監視に有用な高性能折りたたみ式小型ドローンなど。

有人・無人航空機データリンクや衛星追跡アンテナとアンチドローンの先導企業「ドゥータ・テクノロジー」は、DNA+ドローン技術開発事業とKEIT宇宙航空R&D展示館2カ所に出展した。

同社は▽有・無人航空機のデータリンク設計と▽位相配列アンテナ設計▽ドローン制圧用電波妨害装置や検出▽大容量モーター制御や電子制御▽モノパルス比較器や追跡アンテナ設計技術――などを公開した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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