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韓国のベンツEV全焼火災、バッテリーは「中国産」…品質問題が再燃

KOREA WAVE / 2024年8月6日 17時59分

火災現場を調べる仁川消防本部(c)news1

【KOREA WAVE】韓国・仁川のあるマンションの地下駐車場で発生した電気自動車火災により、韓国で「中国産バッテリー」に対する恐怖感が広がっている。

火災車両には、中国メーカーのニッケル・コバルト・マンガンバッテリー製品が搭載されていた。

中国はLFP(リン酸鉄リチウムイオン)とは異なり、三元系(NCM・NCA)バッテリーの経験が浅く、バッテリーの品質に対する疑問がもたれてきた。

国土交通省と業界によると、1日に仁川のマンション地下1階の駐車場で全焼したベンツ中型セダン「EQE」には、中国の中堅車載電池メーカー、孚能科技(ファラシス・エナジー)のバッテリーが搭載されていたことが確認された。

このバッテリーはNCM三元系タイプで、正確なモデル名は不明だ。

韓国の調査会社SNEリサーチによると、今年1~5月の孚能科技のグローバルバッテリー出荷量は2.6GWhで、前年同期より138.5%増え、シェア2.4%で世界8位を記録している。

韓国バッテリー業界は「火災事故の正確な原因を究明することが優先」とし、EVバッテリー全般に対する不安感の拡散を警戒している。

ただ一部には、長く続いてきた中国バッテリーの安全性に対する懸念が、今回の事故を契機に再浮上したとの見方もある。実際、2021年3月に中国・北京汽車集団は孚能科技のバッテリーに火災発生の可能性があるとし、EV約3万台のリコールを実施した。

今回の事故車両に搭載されたバッテリーが中国の主力製品ではなく、NCMバッテリーという点も業界が注目している。グローバルEVバッテリー市場は、大きく▽低価格のLFPバッテリー▽高価の三元系(NCM・NCA)バッテリー――に分けられる。これまで中国は前者を中心に、韓国のバッテリー3社(LGエネルギーソリューション・サムスンSDI・SKオン)は後者を集中的に、それぞれ開発してきたためだ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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