韓国オリーブヤングとムシンサ、「ファッション・ビューティーの聖地」で激突
KOREA WAVE / 2024年8月27日 12時30分
【KOREA WAVE】
韓国のビューティー市場で圧倒的なリーダーシップを誇るCJオリーブヤングと、急成長中のムシンサが、20~30代の消費者や外国人観光客が多く訪れる「ファッション・ビューティーの聖地」とされるソウル・聖水洞(ソンスドン)で激しい競争を繰り広げようとしている。
オリーブヤングがムシンサの本拠地とも言える聖水に「オリーブヤングタウン」を開設し、聖水駅の名前も取得したことで、両社の競争が一層激化するとの見方が広がっている。
聖水はファッションを中心に事業を展開するムシンサが数年前から本社移転や多様なオフライン事業に力を入れてきた地域だ。ムシンサは2022年に本社を江南から聖水に移転し、オフィスに加えて、「ムシンサスタンダードソンス」「ムシンサスタジオソンス」「イグソンス」などの施設を運営し、聖水をビジネス活動の中心地としている。
オリーブヤングが聖水に進出した背景には、ムシンサの急成長をけん制する意図があると見られている。オリーブヤングは現在、聖水地区で5店舗を運営しており、年内には国内最大面積の大型店舗をオープンする。さらに、ソウル地下鉄2号線の聖水駅の名称を10億ウォン(約1億円)で取得し、戦略的な一手を打っている。
現在、ムシンサとオリーブヤングは、それぞれファッションとビューティー分野でトップ企業とされている。両社は新サービスを通じて成長エンジンを確保する過程で激しくぶつかっている。オリーブヤングは昨年、CJグループの子会社からライフスタイルコマースプラットフォーム「ディプロット」を買収し、家具やインテリア小物などを取り扱う点で、ムシンサが運営するセレクトショップ「29CM」と競合している。
ムシンサは聖水地区に「ムシンサビューティースペース」を開設し、これまで入店ブランド向けに運営していた小規模のポップアップスペース「ムシンサスクエア」を改装。今後、中小インディブランドがオフラインで顧客と交流できる機会を提供する。また、9月6~9日、「ムシンサビューティーフェスタインソンス」を開催し、聖水駅からソウルスプまでの空間で、41のビューティーブランドを展示するさまざまなオフラインポップアップストアを展開する。
業界関係者は「オリーブヤングがCJグループの成長エンジンとして注目されている中、ムシンサも強力な競争相手として急成長しており、聖水地区でビューティー事業を巡る激しい競争が繰り広げられるだろう」と予想している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
限定版コラボ商品で「ザルファ世代」を攻略…韓国ビューティ業界
KOREA WAVE / 2024年11月26日 13時30分
-
韓国CJオリーブヤング、ソウル地下鉄「駅名」表記権を返還…公正性・公共性で批判相次ぎ
KOREA WAVE / 2024年11月19日 12時0分
-
自分にぴったりの香りを探せる…韓国で人気、ヘアケアブランドの体験型イベント
KOREA WAVE / 2024年11月16日 10時0分
-
韓国ホームショッピング各社の試行錯誤…ファッション・食品を強化、第3四半期の収益好調
KOREA WAVE / 2024年11月13日 11時30分
-
観客数過去最高の韓国プロ野球、ファッション&酒類業界にも恩恵…ユニフォームやビール好調
KOREA WAVE / 2024年11月2日 11時0分
ランキング
-
1ワークマンは「8800円ランドセル」で勝負…「過去最悪の少子化」でも異業種がランドセル市場に続々参入するワケ
プレジデントオンライン / 2024年11月29日 16時15分
-
2電気・ガス料金高止まり「風呂キャンセル」「設定温度1℃」で何円変わる? “ちょっとした”節約術をご紹介【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月29日 21時59分
-
31億円売れた“宇宙服素材”布団 厚さ「3センチ」で真冬越せる性能 どう開発した?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月30日 8時10分
-
4NY円、149円台後半=一時1カ月ぶり高値
時事通信 / 2024年11月30日 7時59分
-
5行列スキップ「ファストパス」飲食店で拡大!食材費や人件費の補填や、ドタキャン対策にも【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月29日 21時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください