「ペットが羨ましく感じる」…韓国にオープンした「超ぜいたく」なペット専用ホテル (2)

現在はペット同伴のカフェ兼レストランであるスニフに変わった＝キョウォングループ(c)news1

【KOREA WAVE】ペットと一緒に過ごすホテルであれば、ペットオーナーにとって衛生と安全が何よりも気になるものだ。

キノックには安全を確保するための利用条件がある。チェックインまたはすべての施設利用前に「ペットパス」を提出することが必須だ。ペットの登録番号とともに、各種予防接種の有無を記載する必要がある。狂犬病予防接種ももちろんだ。

もしペット登録がまだ済んでいない宿泊客がいる場合は、簡単な手続き後に仮登録番号を付与するチップを提供する。この仮登録番号は今後、国家動物保護情報システムに登録できる。

安全問題に備えたサービスや施設も目を引く。総支配人を含む全スタッフが民間で発行される「ペットマネージャー」の資格を取得し、各種保険にも加入している。

かつてのスイートホテル慶州のロビーレストラン＝キョウォングループ提供(c)news1

椅子、スピーカー、埃取り用「コロコロテープ」を整理したディスプレイユニットとペット専用のトイレシート、ブランケット、食器(c)news1

ディスプレイユニットはさまざまな物を掛けられるよう設計されている(c)news1

ホ・テソン教員グループホテル研修事業部門長は「国民の30％がペットオーナーであるにもかかわらず、彼らを満足させるホテルはなかった。ペットフレンドリーと称するホテルは、総客室数100～200室のうち約10室をペット同伴可能な客室として運営しているだけだ。真の意味でのペットフレンドリーホテルを通じて、ペット事業に足がかりを作ったと考えている。この事業が成功すればフランチャイズ展開も検討しており、グループ全体でペット向けサービスも提供する」と意気込む。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News