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アシアナ国際線で客室乗務員が暴行被害…なのに「フライト強行+虚偽報告」という不祥事に非難殺到

KOREA WAVE / 2024年9月14日 13時0分

写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1

【KOREA WAVE】韓国・アシアナ航空の国際線航空機内で、離陸直前に客室乗務員が乗客から暴行を受けたにもかかわらず、キャビンマネージャーがフライトを強行したうえ虚偽の報告書を作成していたことが判明した。

JTBC「事件班長」によると、仁川発米ロサンゼルス行きの航空機内で5日午後8時40分ごろ、離陸直前だったにもかかわらず、乗客の外国人男性がトイレに行こうとした。女性の客室乗務員がこれを制止したところ、男性は拳で頬を殴ったという。乗務員はイヤリングが飛び散るほどの打撃を受け、乗客も驚いて悲鳴を上げた。

問題はマネージャーの対応だった。暴行事件が発生したため、通常であればターミナルや駐機場に戻るべきなのに、マネージャーは乗務員に「大丈夫? 行ける?」と迫り、乗務員が「大丈夫」と答えざるを得ないように圧力をかけたという。この乗務員は新人で、長距離飛行を前に引き返すことに強いプレッシャーを感じていたという。

結局、飛行機はそのまま離陸し、この乗務員は11時間のフライト中、暴力を振るった乗客のいる区域でサービスを続けるという脅威にさらされた。到着後もマネージャーが現地警察に通報することはなかった。

これだけではなかった。マネージャーが会社に提出した報告書には虚偽の内容が記載されていた。そこには「障害者と思われる乗客が、腕を振り回している間に乗務員が殴られた」と、事実とは異なる内容を書き込んだ。乗務員が反論すると「問題が大きくなるじゃないか」と言い、無視したという。

問題が発覚した後、職場の匿名コミュニティ「ブラインド」にはアシアナ航空乗務員から非難が殺到した。中には「乗務員への暴行は明確な航空保安法違反だ。乗務員を殴った乗客は、他の乗客を暴行する可能性がある。なのに危険因子を放置したまま飛行を強行した」「米国だったら、直ちに逮捕される案件だ。アシアナ航空は乗務員が殴られても目的地まで飛行する唯一の航空会社として記録されるだろう」と憤りを表すものもあった。

アシアナ側は「被害を受けた乗務員はフライトスケジュールから外し、健康状態を確認している。該当のマネージャーもフライトから外し、厳格に調査して適切な措置を取る」との立場を示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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