「燃え尽き、倦怠、無気力、過負荷」韓国若者の精神健康に赤信号…注目される「心のケアプログラム」
KOREA WAVE / 2024年10月6日 9時0分
【KOREA WAVE】
韓国で最近、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の職場において、「燃え尽き症候群」を越えて「ボアアウト」(意味のない業務による倦怠や無気力)や「トーストアウト」(多様な役割と責任による過負荷)など、さまざまなストレスの形を示す新しい用語が登場している。
現代人のうつ病や精神健康問題が社会的な関心事となっている中、これを解決するためのさまざまなプログラムが登場している。仕事と生活のバランスを取り戻し、再充電できる体験プログラムや、脳科学を応用した体系的なコーチングが心の健康を助ける。
市場調査会社のエンブレイントレンドモニターが13~69歳の男女1200人を対象に実施した調査によると、62.3%が「自分の人生は不幸だ」と感じたことがあると回答した。特に若年層を中心に、未来が漠然として不確実だと感じる割合が高かった(10代59.5%、20代56.5%、30代49.0%など)。
このような現象に対応するため、「ワーケーション」(仕事と休暇を組み合わせた働き方)が新たな解決策として注目されている。マインドフルネス瞑想アプリ「mabo」は、江華(カンファ)ユニバースと提携し、瞑想コンテンツとワーケーションを融合させたウェルビーイングソリューションを提供している。
江華ユニバースの「チャムシソム(しばらく島に)プログラム」に専門的な瞑想コンテンツを組み合わせ、参加者に完全な休息と自己ケアの機会を提供する。これは、日常を一時停止し、江華島に滞在しながら自分自身と地域を探るプログラムだ。参加者は3種類のマボ専用瞑想コンテンツを利用でき、ストレス解消と自己ケアの機会を提供することを目的としている。
さらに、脳科学を応用した専門コーチングプログラムもある。脳科学ビジネスコーチングプラットフォーム「ザ・ヘッドコーチ」は、脳科学と心理学の最新研究をビジネスコーチングに応用し、個人や組織のパフォーマンスを向上させるソリューションを提供している。ストレス管理やリーダーシップ開発、職務ストレスの予防などを目指すプログラムも今後展開する。
また、「柳韓(ユハン)キンバリー」が主催する「私たちの山河を青々と豊かに森の中の快眠大会」は、森林のヒーリングを通じて「ドーパミンデトックス」を体験し、自然の価値を体感するイベントだ。
ユハンキンバリーは、大会参加者が約2時間の熟睡を取る間、心拍数を測定し、最も安定的に熟睡する参加者を選定した。1、2位の参加者にはモンゴル往復航空券、チキン商品券などを授与した。パジャマの似合うベストパジャマラーの選定や、ヒーリングヨガ、コンサートなど多様なプログラムが実施された。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News
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