祖国防衛に意欲燃やす…韓国50~80代の元軍人が再び銃を手に「シニアアーミー」
KOREA WAVE / 2024年11月11日 9時0分
【KOREA WAVE】「何でもお任せください。祖国を守るため、この身を捧げる覚悟です」との決意を胸に、韓国の退役軍人で構成された「シニアアーミー」会員33人が5日、忠北・槐山に位置する陸軍第37師団の青安科学化予備軍訓練場で予備軍訓練を体験した。
「シニアアーミー」は国防の義務を果たした退役世代が、有事の際に祖国を守るために結成した組織で、昨年6月に発足し、同年国防部の許可を得て法人化された。創設時200人だった会員数は現在2000人にまで増加している。少子化や兵役短縮に伴う兵力不足の解消に寄与したいとの思いから、全国各地から50代から80代の老兵が集まった。
その中には、陸軍准尉として退役したキム・ヨンギさんの姿もあった。昨年末に心臓の治療を受けたが回復し、今回の訓練に参加。「21年間にわたり軍需司令部や第22師団、第30師団などで勤務した。今は牧師をしているが、国家の呼びかけがあればいつでも応じる覚悟だ」と銃を手に語った。
また、妻のパク・ギョンスクさんも参加した。「今年3月に安養で一度訓練を受け、今回が二度目。今後も訓練を続け、活動を継続するつもりだ」と意欲を見せた。
訓練場では、市街地戦闘の演習もあり、紫色の煙幕手榴弾が爆発すると、会員たちは単独軍装とマイルズ装備を身に着け、M16A1ライフルを構えて敵に狙いを定めた。
長年のブランクを感じさせない射撃姿勢には揺るぎがなく、交差しながら前進する老兵たちの表情には戦士の覚悟がみなぎっていた。
その後はVRシミュレーションの模擬射撃訓練やスマート心肺蘇生訓練もあり、33人の会員たちは真剣そのものだった。
訓練を終えた一人は「北朝鮮によるウクライナ・ロシア戦争への参戦やミサイル挑発が続く今、国家の安全が危機にある。どんな任務でもやり遂げる」と強い決意を表明した。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
「上官命令は絶対か?」戒厳令問題で揺れる韓国軍の士気
KOREA WAVE / 2024年12月18日 12時30分
-
韓国「非常戒厳」での軍の責任問う会議で空軍将官がスマホゲーム…映像拡散「非常に不適切」
KOREA WAVE / 2024年12月11日 9時38分
-
韓国「戒厳の夜」を整理してみると…浮かび上がる「動揺する司令官」と「焦る大統領」
KOREA WAVE / 2024年12月8日 14時12分
-
「80代」韓国・元軍人が消防署に届けた「手斧」…「手斧で人命救助の消防士に感銘」
KOREA WAVE / 2024年12月7日 19時0分
-
尹大統領「国会へ移動中」説で緊張、野党「国会入り、認めない」とスクラム
KOREA WAVE / 2024年12月6日 15時51分
ランキング
-
1米が関係改善望むなら応じる用意、次期政権の出方次第=ロシア外相
ロイター / 2024年12月26日 20時12分
-
2バイデン氏がウクライナ支援増強を指示 クリスマス攻撃のロシアを非難、退任前に圧力強化
産経ニュース / 2024年12月26日 17時14分
-
3イスラエル・ネタニヤフ首相がトランプ氏の就任式出席へ 逮捕状を出されて以降、初の外遊か
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 15時13分
-
4ロシア軍のミサイル誤射説も浮上 カザフスタンの旅客機墜落、死者は38人に
産経ニュース / 2024年12月26日 9時4分
-
5ナチスのトンネル、富裕層向けシェルター改造計画に怒り
AFPBB News / 2024年12月26日 18時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください