韓国主要免税店、第3四半期で一斉に赤字転落…消費行動の変化
KOREA WAVE / 2024年11月18日 12時30分
【KOREA WAVE】韓国の主要免税店が第3四半期に軒並み営業赤字に転落した。特に新羅免税店は387億ウォン(約42億円)、新世界免税店は162億ウォン(約18億円)、現代免税店は80億ウォン(約8億8000万円)の営業損失を記録し、業界全体が厳しい状況に直面している。
新羅免税店は、国内市内店の売り上げが8.2%増加したものの、空港店の売り上げが5.7%減少。資金調達のため初の転換社債を発行し、1328億ウォン(約147億円)を確保する事態に追い込まれた。新世界免税店は個人旅行客の売り上げが33%増加したが、空港店の賃貸料負担が増加し、前年の133億ウォン(約14億7000万円)の黒字から赤字へ転じた。
現代免税店は、中国人観光客の回復が鈍化し、営業利益が90億ウォン(約9億9000万円)減少して80億ウォン(約8億8000万円)の損失を記録。市内免税店の売り上げ減少とプロモーション費用が響いたとされる。
免税店業界はコロナ禍からの回復にもかかわらず、消費行動の変化で収益確保が難しく、危機感が高まっている。業界各社は人事異動や非常経営体制の導入でコスト削減に取り組んでいるものの、依然として厳しい状況が続いている。
免税店業界は今後の賃貸料増加に備え、政府の支援策の必要性を訴えている。業界関係者は「免税市場が世界1位の地位を失わないためにも、政府の支援策が望まれる」と述べ、手数料・賃貸料負担軽減への期待を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
「3高現象」で韓国ファッション・ビューティ業界が二極化…消費者は“コスパ”重視
KOREA WAVE / 2024年12月25日 12時30分
-
韓国「金持ち」地域、1人当たり所得約1400万円…ソウル市龍山区
KOREA WAVE / 2024年12月23日 14時0分
-
税収減少と財政赤字が過去最大…弾劾政局で不安定な韓国、国家財政は危機的状況
KOREA WAVE / 2024年12月14日 15時0分
-
韓国・2025年は「黄金連休」の年…旅行需要が完全回復、高まる業界の期待
KOREA WAVE / 2024年12月3日 13時30分
-
韓国人、「黒字人生」28歳にスタート、43歳がピーク、61歳で赤字に転落
KOREA WAVE / 2024年11月28日 19時0分
ランキング
-
112月末まで!今年の「ふるさと納税」注意したい点 定額減税の影響は? 申し込む前に要チェック
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 13時0分
-
2なぜスターバックスの「急激な拡大」は失敗に終わったのか…成長を一直線に目指した企業の末路
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 15時15分
-
3昭和的「日本企業」は人事改革で解体される? 若手社員への配慮と、シニアの活性化が注目される背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月26日 5時55分
-
4焦点:日産との統合、ホンダから漏れる本音 幾重のハードル
ロイター / 2024年12月26日 14時46分
-
5日本郵便とヤマト「120億円訴訟」に至った言い分 物流サービスの「大同団結」が危うい事態に
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください