「2駅進むのに30分」ソウル各地で通勤大混乱…首都圏を襲った大雪
KOREA WAVE / 2024年11月28日 14時37分
【KOREA WAVE】27日未明から首都圏に降り続いた記録的な大雪が通勤ラッシュに直撃し、ソウル各地で交通の大混乱が発生した。地下鉄は乗客であふれ、通常より数本の列車を見送らないと乗車できない状況に。さらに、地下鉄9号線では一部列車が故障し、通勤客の混乱は一層深刻化した。
27日午前8時50分、ソウル市江南区の地下鉄9号線塩倉駅。通勤ラッシュが過ぎた時間帯にもかかわらず、駅のホームは足の踏み場もないほど混雑していた。エスカレーター前には乗車待ちの長い列ができ、列車到着時には「押さないで」「もう乗れません」といった苛立ち混じりの声が飛び交った。
会社員のオムさんは、塩倉駅から次の仙遊島駅まで2駅分の通勤に30分以上かかったと話す。「8時20分に駅に着いたが、乗れたのは8時53分だった」と嘆き、結局、職場に遅刻して上司に事情を説明する羽目になったという。
ソウル市は大雪による交通混乱を受け、地下鉄1~8号線の朝ラッシュ時運行時間を通常の午前9時から9時30分まで延長したが、混雑解消には至らなかった。
公共交通機関の混乱は地下鉄だけではなかった。主要なバス停でもバスを待つ市民が列を成し、雪の影響で運行遅延が相次いだ。ソウルのあるバス停では、行先表示板を不安げに見つめる市民の姿が目立ち、一部の人々はスマートフォンで遅延状況を撮影する様子も見られた。
一方、車両による通勤も困難だった。雪で凍結した道路が車の速度を著しく低下させ、カメの歩みのような状態が続いた。京畿道高陽市からソウル市鍾路区に通勤する会社員(50代)は「通常より30分以上時間がかかり、結局、遅刻しそうだ」と話した。また、道路の混雑と滑りやすい路面を警戒し、多くの市民が徒歩通勤を余儀なくされた。
気象庁によると、27日午前時点で京畿道陽平で最大21.9cm、ソウル市城北区では20.6cmの積雪を記録した。特にソウル東北部(城北区、蘆原区など)では大雪注意報が大雪警報に切り替えられるほどの記録的な降雪となった。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
ソウル地下鉄、12月6日に向けたストライキ準備本格化…高まる「通勤混乱」の懸念
KOREA WAVE / 2024年11月25日 13時30分
-
埼玉の「超ミニ鉄道」で“特別列車”運行へ! ピカピカの新車と旧型車両に乗車可能
乗りものニュース / 2024年11月23日 15時42分
-
「日本一短い地下鉄」なぜ誕生? “ほぼ名鉄”でも市営地下鉄な1駅路線ができたワケ 幻の延伸計画も
乗りものニュース / 2024年11月17日 7時12分
-
酔客トラブルを未然に防ぐ…ソウル地下鉄警察の深夜パトロール
KOREA WAVE / 2024年11月5日 17時0分
-
地下鉄の「ベンチ族」が物議、運行会社がやめてと呼び掛けもガン無視―上海市
Record China / 2024年10月31日 9時0分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください