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韓国の「鉄の女」…戒厳軍の銃口を掴む姿に世界が注目

KOREA WAVE / 2024年12月6日 7時26分

3日深夜、国会議事堂に進入した軍人の銃を掴み止めた「共に民主党」のアン・グィリョン報道官=エコノミックタイムズ(c)news1

【KOREA WAVE】韓国国会に戒厳軍が進入した際、「恥ずかしくないのか」と叱責しながら兵士の銃を掴んで阻止した野党「共に民主党」のアン・グィリョン報道官が、国内外で注目を集めている。彼女の行動は「鉄の女」と称され、海外メディアがこぞって取り上げている。

英BBCは、アン・グィリョン氏が兵士の銃を掴む瞬間を捉えた映像がSNSで拡散されたことに注目し、インタビューした。この際、アン氏は行動の背景について「頭で計算する余裕はなかった。ただ『これを止めなければ次はない』という一心だった」と語った。また、軍人の進入を目撃した際、「21世紀の韓国でこんなことが起きるとは」と涙を見せた。

米CNNは、アン・グィリョン氏の行動を「武装兵士と対峙しながらも勇敢に立ち向かった」と紹介した。アン・グィリョン氏がニュースキャスター出身の政治家であり、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏の脱税や株価操作疑惑を厳しく追及してきた経歴に言及した。

英スカイニュースも、SNSで急速に拡散されたアン・グィリョン氏の行動映像を取り上げ、「政治家が軍人に立ち向かう稀有な瞬間」として報じた。

さらに、香港の有力英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、アン・グィリョン氏の行動が「社会平等を目指す勇気と闘争の象徴」として支持を集めていると報じた。一方で、一部のネットユーザーは「米国だったら撃たれていたかもしれない」と、軍人が冷静さを保ったことにも注目した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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