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韓国の「醤づくり文化」、ユネスコ無形文化遺産に登録…23件目

KOREA WAVE / 2024年12月7日 14時0分

全羅南道康津郡の伝統味噌村=康津郡提供(c)news1

【KOREA WAVE】韓国の「醤(ジャン)づくり文化」がユネスコの人類無形文化遺産に登録された。これにより、韓国が保有するユネスコ人類無形文化遺産の数は23件となった。

国家遺産庁によると、パラグアイのアスンシオンで3日(現地時間)、開催された第19回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会で「韓国の醤づくり文化」が人類無形文化遺産の代表一覧に登録されることが決定した。

「醤づくり文化」とは、大豆を使った食品である醤の効能だけでなく、材料を準備し、醤を仕込み、発酵・熟成させる一連の過程を包括する文化的概念だ。2018年12月27日には、国家無形文化遺産としても指定されている。

ユネスコ無形文化遺産委員会は「醤づくりという共同の活動が、関連するコミュニティに平和と帰属意識をもたらしている」と評価。また、この文化が無形遺産の重要性に対する認識を高め、文化多様性の促進に寄与しているとし、登録基準を満たしていると判断した。特に、家庭内で醤の発酵を成功させるためにお札(ふだ)を使用して儀式をとり行う文化的背景が注目された。

「醤づくり文化」は2019年に世界遺産分科委員会で登録申請対象に選ばれ、2022年には申請書や関連資料がユネスコに提出された。そして、2024年11月には「登録勧告」の判定を受け、今回正式に登録が決まった。

今回の登録により、韓国の人類無形文化遺産は23件となった。過去の登録例としては、2001年の「宗廟祭礼や宗廟祭礼楽」を手始めに▽「パンソリ」(2003年)▽「江陵端午祭」(2005年)▽「キムジャン文化」(2013年)▽「済州海女文化」(2016年)▽「脱舞」(2022年)――などがある。

国家遺産庁のチェ・ウンチョン庁長は「韓国人の食文化において大きな役割を果たしてきたにもかかわらず、日常的な食品という認識からその文化的価値が軽視されていた『醤づくり文化』が、今回の登録を契機に国民が誇りを持ち、大切に思うきっかけになればと願っている」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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