ソウル漢江の橋、涙を流す女性…手をつかんで命を救った市民の行動

オンラインコミュニティ「ボベドリーム」(c)news1

【KOREA WAVE】ソウルの漢江（ハンガン）に架かる橋から飛び降り自殺しようとしている女性を発見した車のドライバーが迅速な対応で救出した。2日、オンラインコミュニティ「ボベドリーム」に「漢江の橋で投身を目撃、対応した記録」というタイトルの投稿が掲載された。

投稿者はこのドライバー。それによると、1日午前11時ごろ、盆唐水西路（プンダンスソロ）から建国（コングク）大学方面へ向かう橋で、40歳前後と見られる女性が欄干に座り、遠くを見つめているのを目撃した。

投稿者は非常灯をつけて車を止め、女性の腕をつかんで救助を試みた。「つかんだ瞬間に飛び降りようとしたため刺激しないようにした。110番通報し、近くに停車していた他の男性2人、女性1人と一緒に腕をつかんで消防隊の到着を待った」と説明した。

女性は涙を流し続け、会話ができない状態だったという。通報から5分以内に消防隊のボートが到着し、続いて消防車が到着して力を合わせて女性を安全な場所へ移した。

投稿者は「女性は食事を取れていなかったようで非常に痩せ細っていた。事情はわからないが、希望を失わないでほしい」と述べた。

この投稿には「命を救った素晴らしい行動だ」「再び生きる力を得るきっかけになれば」などのコメントが寄せられている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News