「非常戒厳」の影響、韓国防衛業界に暗雲…海外潜水艦事業受注に支障か
KOREA WAVE / 2024年12月11日 17時0分
【KOREA WAVE】韓国の政局混乱によって防衛産業が大きな影響を受けている。韓国型次世代駆逐艦(KDDX)事業の遅れに加え、カナダやポーランドの潜水艦プロジェクトといった重要な海外案件にも支障が生じる懸念が広がっている。
防衛産業協力のため韓国を訪問予定だった複数の外国首脳が最近の政治状況を理由に訪韓計画を中止または延期している。キルギスのジャパロフ大統領は韓国航空宇宙産業の訪問を急きょ中止し、スウェーデンのクリステション首相も予定していた訪韓を延期した。
これにより韓国企業が期待していた防衛協力の推進が停滞。特に韓国の造船業界は約2兆ウォン(約2200億円)に上るフィリピンやペルーの潜水艦事業、さらには約8兆ウォン(約8800億円)のポーランドとの「オルカプロジェクト」や約60兆ウォン(約6兆6000億円)とされるカナダの3000トン級潜水艦導入計画など大型案件の準備を進めてきた。
しかし、政局の混乱により、政府の支援が十分に機能しない状態が続いている。関係者は「政府のコントロールタワーが不在で民間企業だけでは限界がある」と指摘する。
一方、防衛事業庁は「現在の国内情勢にかかわらず、防衛産業輸出やKDDX事業は正常に進行している」と強調。しかし、業界内では不安が残る。特にKDDX事業については、既に発生している遅延がさらに悪化する可能性が指摘されている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
韓国K2戦車のポーランド2次輸出契約、混乱する政局で年内締結が不透明
KOREA WAVE / 2024年12月16日 7時0分
-
9兆ウォンの輸出計画が台無しに?戒厳令が韓国の防衛産業にまで影響=韓国ネット「早く国を正常に」
Record China / 2024年12月10日 6時0分
-
韓国、弾劾政局で「旅行忌避国に転落」の危機…観光業界に再び暗雲
KOREA WAVE / 2024年12月9日 20時0分
-
非常戒厳と弾劾混乱で韓国・防衛産業“足止め”…輸出競争力に暗雲
KOREA WAVE / 2024年12月8日 11時10分
-
K2戦車の輸出が本格化…韓国・現代ロテム、「防衛」の売上比率が50%突破
KOREA WAVE / 2024年11月25日 11時0分
ランキング
-
1韓国外相「友好な対日関係維持を」=戒厳後の混乱で外交に懸念
時事通信 / 2024年12月18日 18時40分
-
2出頭も捜索も拒否する韓国大統領、非協力が続けば逮捕状請求も…現職の逮捕例はなし
読売新聞 / 2024年12月18日 21時55分
-
3トランプ氏邸にロボット犬 敷地警備の様子話題
共同通信 / 2024年12月19日 5時39分
-
4不審な飛行物体、アメリカで目撃相次ぐ…通報5000件にトランプ氏は「国民に知らせるべきだ」
読売新聞 / 2024年12月15日 17時40分
-
5インド出身の亀田製菓会長「日本はさらなる移民受け入れを」
AFPBB News / 2024年12月15日 17時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください