韓国コンビニ業界DX最前線…AIと顔認証で描く未来の店舗像
KOREA WAVE / 2024年12月26日 14時0分
【KOREA WAVE】韓国のコンビニ業界がデジタルトランスフォーメーションを強化し、新技術の導入を加速させている。最低賃金の引き上げや労働基準法改正に伴う人件費負担の増加を見据え、効率化を図る狙いがある。
GSリテールが運営するGS25では、AI(人工知能)を活用した「AIビューティーキオスク」の開発が進行中。これはAIが顔認識技術を用いて個人に適したカラーを提案するシステムで、リテールテック(小売技術)を駆使した店舗展開を推進している。
同社はAI店舗異常検知システムや顔認証決済、AIカメラによる監視技術などを導入し、加盟店の運営の効率化を目指している。また、顧客が商品を持ち出すだけで自動決済が完了する「テイク&ゴー」システムを一部店舗で採用している。
また、BGFリテールが展開するCUでは、AIディープラーニング技術を用いた「スマート発注」で発注業務の効率化を実現。AIによる来店客の動線や滞在時間を解析するシステムの導入も予定している。
一方、セブンイレブンやイーマート24では無人店舗を試験運営し、顔認証技術や自動決済システムを導入。イーマート24では3Dデータを収集するカメラを用い、顧客動線や商品の情報を把握する技術を試し始めている。
業界関係者は「新技術の導入は店舗無人化そのものが目的ではなく、技術を凝縮した実験店舗としての役割が大きい」と述べている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
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