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韓国の「バードストライク」、5年半で623件…航空安全に警鐘

KOREA WAVE / 2024年12月30日 9時0分

(c)NEWSIS

【KOREA WAVE】韓国国内の空港で、2019年から2024年上半期までの5年6カ月間で、計623件の「バードストライク」(鳥衝突)が発生していることが明らかになった。航空機の安全性を脅かす深刻な課題として懸念されている。

仁川国際空港公社や韓国空港公社の資料によると、バードストライクの発生件数は▽2019年108件△2020年76件△2021年109件△2022年131件△2023年152件と増加傾向を見せている。2024年上半期にはすでに47件が報告されている。

バードストライクの増加は、都市化や気候変動が主な要因とされる。空港周辺の埋め立て地や湿地は鳥の生息地となり、衝突リスクを高めている。また、気候変動による渡り鳥の移動パターンの変化も、特定地域での衝突可能性を増加させる要因とされる。

バードストライクは国際的にも深刻な問題であり、国際民間航空機関の統計によると、2008年から2015年の間に世界で約9万7751件のバードストライクが報告されている。これは年平均約1万4000件に相当し、経済的損失は年間約1兆ウォン(約1100億円)に達するという。

韓国内外での対策として、レーダーによる鳥の探知、ドローンを使った鳥の追い払い、生息地の管理などが実施されているが、根本的な解決には至っていない。専門家は、鳥類の生態研究と空港周辺環境管理を含む総合的な対策の必要性を指摘している。

韓国・務安国際空港で29日発生した済州航空7C2216便の事故もバードストライクが一因とされている。韓国当局は、鳥の衝突によるランディングギアの故障が胴体着陸の失敗を招き、滑走路外壁への衝突と爆発に至ったと推定している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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