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静かに響いた「除夜の鐘」…ソウル市民ら、旅客機事故追悼「安全で、幸せな一年になりますように」

KOREA WAVE / 2025年1月1日 7時33分

【KOREA WAVE】

31日、ソウル市鍾路区の普信閣で開かれた「除夜の鐘」打鐘イベントで、済州航空旅客機事故の犠牲者を追悼し黙祷する市民ら(c)NEWSIS

「希望と勇気を与える一年になりますように」

「もっと安全で幸せな一年でありますように」

2025年1月1日午前0時を迎え、普信閣(ソウル市鍾路区)の鐘が響いた。

普信閣周辺には「除夜の鐘」の打鐘イベントを見に約3万2000人(警察の非公式推計)の人々が集まったが、国家哀悼期間中であることを考慮し、落ち着いた雰囲気の中で進行された。

今年の「除夜の鐘打鐘イベント」は、パフォーマンスや演奏を取りやめ、打鐘式を中心に進められた。氷点下の寒さの中、「青い蛇の年」を迎え、家族や恋人、友人と一緒に普信閣を訪れた人々は互いに手を取り合い、新年の願いを祈った。

市民らは打鐘直前に皆でカウントダウンし、打鐘直後には歓声が上がり、一瞬高揚した雰囲気が演出された。その後は、普信閣の背後に直径30mの太陽が昇る「真夜中の太陽」を見ながら、哀悼・追悼の時間を過ごした。

当日、恋人と普信閣を訪れたユン・ホソンさんは「この状況下、そして事故があったことで心が痛む。悪い気運をすっかり払いのけ、2025年は良いことだけがある年になってほしい。景気がよくなるといいですね」と述べた。

1日、ソウル市鍾路区の普信閣で開催された「除夜の鐘」の打鐘イベント(c)NEWSIS

麻浦区から参加したチャン・ウンジョンさんも「年末に状況が不安定なので、一刻も早く政治的にも、その他の分野でも安定してほしい」と述べた。

済州航空旅客機の惨事など、昨年の出来事を振り返り、新年が平穏な一年になることを願う声も続いた。

蚕室から恋人と普信閣を訪れたチョン・ヨンウォンさんは「驚くことや悲しいことがたくさんあった一年だった。困難な状況で悲しい思いもあるが、来年はもっと安全で幸せな一年になってほしい」と語った。

1日午前0時10分ごろ、打鐘イベントが終了すると、市民らは普信閣に来られなかった家族や友人、恋人に電話をかけ、「新年おめでとう」「健康でいよう」などの言葉を交わしていた。

警察は普信閣周辺に交通警察など約300人を配置した。また、ソウル市は31日午後11時から当日午前1時まで、地下鉄1号線の鐘閣駅を通過運転とした。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News

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