「日本の野球ゲーム市場に挑戦状」…韓国モバイルゲーム、今年「ホームラン」狙う
KOREA WAVE / 2025年1月6日 8時0分
【KOREA WAVE】
韓国プロ野球リーグが史上初の1000万人観客を達成し人気が急上昇する中、韓国モバイル野球ゲームの名門Com2uSが今年、日本プロ野球ライセンスに基づく新作ゲーム「プロ野球RISING」のリリースを控えている。これにより同社の業績もさらなる成長が期待されている。
ゲーム業界や証券界の予測によれば、Com2uSの昨年の野球ゲーム関連収益は1900億ウォンを超えたとみられる。同社は「Com2uSプロ野球2024」「Com2uSプロ野球V24」をはじめ、「MLB 9イニングス」「MLBライバル」など、韓米両リーグの公式ライセンスをベースとした多彩な野球ゲームを提供している。これにより野球ゲームの収益は2022年に1300億ウォンを突破し、2023年は1500億ウォン以上を記録した。
Com2uSは2008年にシリーズ第一弾「Com2uSプロ野球2008」をリリースして以来、20年以上にわたり数々の野球ゲームを展開してきた。2015年にはMLBPA(メジャーリーグ選手会)およびMLBAMのライセンスを取得し、「MLB 9イニングス16」を発表してグローバル市場に進出。「MLBライバル」は日本市場でも初期リリース時に両マーケットで人気ランキング1位、ゲーム収益ランキングで最高18位を記録した。
特にKBOリーグの観客動員数増加がゲーム利用者数や収益の向上に寄与している。「Com2uSプロ野球V24」は2024年第3四半期基準で前年同期比収益が2倍以上に増加し、シーズン終了後もアップデートを通じて高い人気を維持している。
Com2uSは2025年、NPBライセンスによる「プロ野球RISING」を日本市場でリリースする。このゲームはNPBの全12球団の選手、ロゴ、ユニフォーム、球場、実況などを高精度で再現するため、開発チームが日本現地を訪れ、3Dスキャン技術を用いて選手データを収集。選手固有の投打フォームや試合中のリアクションまで盛り込むなど、徹底的なリアリティを追求した。
日本は米国、中国に次ぐ世界第3位のゲーム市場であり、特に野球人気が高い。同国のプロ野球の平均観客数は2019年に3万人を超え、総観客数も2500万人以上に達している。Com2uSはこの需要を見込み、同ゲームの成功を目指している。
Com2uSの野球ゲーム開発責任者であるホン・ジウン常務は「Com2uSは長年にわたり培ったグローバル市場での経験をもとに、野球ゲーム市場を拡大し続けてきた。2025年も最高品質のグラフィックとコンテンツで野球ゲームの名門としての成功を証明する」と述べた。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News
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