衰え知らずのK-ビューティブーム…“ビューティテック”市場も高度成長を継続中
KOREA WAVE / 2025年1月29日 11時0分
【KOREA WAVE】K-ビューティの人気が続く中、技術力が際立つビューティデバイスへの関心が高まっている。特に高齢化とスローエイジングの需要が増加し、ビューティテックを基盤としたホームケア市場も成長を続けている。
ファッション・ビューティプラットフォーム「MUSINSA(ムシンサ)」によると、今年に入ってからビューティテック関連デバイスの取引額が前年比で4倍(300%)増加。また、振動式クレンザーや高周波マッサージ機、ブースター機器などのビューティデバイス関連検索量も約15倍急増したという。
韓国ビューティデバイス市場は高成長を続けており、LG経済研究院によれば、国内市場規模は2018年の5000億ウォンから2022年には1兆6000億ウォンに拡大し、2030年まで年平均10%以上の成長が予測されている。また、グローバル市場も同様に拡大しており、市場調査会社データブリッジは、グローバル市場が2030年まで年平均20%成長し、1769億3000万ドル(約258兆ウォン)に達すると見込んでいる。
このような背景から、アモーレパシフィックやLG生活健康などの大手ビューティ企業は「パーソナライズ」を軸にビューティデバイス事業を強化している。
アモーレパシフィックは、ラスベガスで開催された世界最大級のIT・家電展示会「CES」で新製品「スキンライトセラピー3S」を公開した。この製品は、独自開発のAIスキン分析とケアソリューションに接触型の皮膚診断技術を組み合わせたデバイスで、専用アプリとともに3月に発売予定だ。
LG生活健康は、ビューティテック分野のスタートアップを発掘・育成するため、インフォバンクと協力して22億ウォン規模のベンチャーファンドを設立。ビューティテックおよびヘルスケア分野で高い技術力を持つ企業への投資を計画している。
ビューティデバイスのリーダー企業であるエイピアルは、2年連続でCESに出展し、自社の主力製品をPR。中国市場ではインフルエンサーとの協業を通じてプロモーション活動を展開している。
また、ヴィーガンビューティブランド「d’Alba」は昨年9月に「シグネチャーオールセラダブルショット」を初めて発売し、デバイス市場への参入を表明。高周波・超音波の複合技術を用い、肌の弾力ケアや栄養吸収促進に効果がある製品で、国内初の2つのヘッドを1つのデバイスに組み込んだ点が特徴だ。
ビューティ業界関係者は「高齢化とスローエイジングのトレンドが重なり、ホームケア市場が注目を集めている。今後、デバイス市場の競争が激化し、多様な研究と開発投資が進むだろう」と述べた。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News
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