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「殺す」と発言した生徒、防刃服着用し出勤した教師…韓国・その後、続いた提訴・告訴の応酬

KOREA WAVE / 2025年1月30日 6時0分

防刃服を着用して出勤した教員=全北教員労組提供(c)news1

【KOREA WAVE】韓国・全羅北道(チョルラプクト)の高校で、教員が生徒から殺害の脅迫を受けたとして話題となった「防刃服事件」の余波が続いている。教員が身の安全を守るために防刃服を着用して出勤したことで広く知られるようになった事件だ。

事件は約1年前に発覚した。2022年から2年間にわたり、50代の男性教師は一部の生徒から「刃物で刺して必ず殺す」と脅迫されていた。これを受けて学校は教員保護委員会を開き、当時2年の生徒に出席停止7日間と心理治療21時間の処分を科した。

しかし、生徒の保護者は反発し、行政審判と裁判に訴え、刑事告訴もした。警察は「犯罪の構成要件に該当しない」として起訴には至らなかった。だが、行政訴訟で全州(チョンジュ)地裁が「生徒は感情的な発言をしたにすぎず、実際の脅迫や侮辱には当たらない」として処分の取り消しを命じた。

学校側は判決を不服として控訴した。発言が極めて不適切だった点は見逃せないと主張している。

一方、教員は精神的苦痛を受けたとして生徒らを相手取って民事訴訟を起こし、現在も係争中。全羅北道教育庁は「学校で起きてはならない事件であり、いずれの側にも偏らない解決策を模索している」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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