トランプ氏のラブコールにも…金正恩総書記、核施設視察「核の盾を強化すべきだ」
KOREA WAVE / 2025年1月30日 14時0分
【KOREA WAVE】北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が最近、核物質生産施設と核兵器研究所を視察し、国の「核の盾」をさらに強化する必要性を強調した。
党機関紙「労働新聞」によると、キム総書記はこの訪問で、兵器級核物質の生産プロセスや現在の生産状況、今後の計画について詳細に確認した。特に2025年までの核兵器研究所の計画達成が重要だとし、「核戦力強化のための道程で今年は極めて重要な転換点となる」と述べた。
キム総書記は、核技術の成果を「国家と国民の誇り」であり、「平和と安全保障は力を通じてのみ確保される」と強調している。敵対勢力との対立が避けられない中、「圧倒的な物理的力の蓄積が最も信頼できる平和の保証」と主張した。また、核戦力の強化を「国家主権と利益を守るための不可欠な要素」と位置付け、核抑止力の進化を続けることを強調した。
キム総書記は核兵器生産部門の科学者や技術者、労働者を称賛し、昨年「驚異的な生産実績」を達成したと評価した。また、北朝鮮が昨年9月に初めて公開した核兵器研究所と核物質生産施設についても言及した。これらは国際社会に向けた核能力の誇示であり、特に米国の対北政策に影響を与えるための戦略的動きとみられる。
最近、就任したトランプ米大統領が北朝鮮との対話を再開する意向を示したが、北朝鮮側はこれに応じる動きを見せず、むしろ核能力と軍事力をアピールする行動を取っている。北朝鮮は25日には戦略巡航ミサイルの発射実験も実施し、核兵器の威力を誇示する姿勢を鮮明にしている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
金正恩総書記が核施設視察…トランプ大統領就任を念頭、「力による平和と安全保障こそ我々の闘争方式」
読売新聞 / 2025年1月29日 20時3分
-
金正恩総書記が「核物質の生産基地と核兵器研究所を視察した」北朝鮮メディアが報じる 多数の“遠心分離機”並ぶ写真も ウラン濃縮施設か
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月29日 14時6分
-
金総書記、核物質生産施設など視察 “核開発継続”強調…トランプ政権けん制か
日テレNEWS NNN / 2025年1月29日 12時20分
-
「核の盾を強化」金正恩氏がウラン濃縮施設を視察、トランプ政権を牽制
産経ニュース / 2025年1月29日 9時52分
-
北朝鮮の金総書記、核戦力強化を指示 研究所視察=KCNA
ロイター / 2025年1月29日 9時40分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください