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韓国政府、省庁パソコンで中国AI「ディープシーク」接続を禁止へ

KOREA WAVE / 2025年2月8日 15時0分

(c)news1

【KOREA WAVE】中国の人工知能モデル「ディープシーク」による情報流出の懸念を受け、韓国の主要政府機関が5日、ディープシークの使用禁止措置を講じた。韓国の産業通商資源省、外務省、国防省は同日、省庁内のパソコンからディープシークへのアクセスを遮断した。

産業通商資源省関係者は「個人情報保護委員会がディープシークの個人情報処理に関する懸念を示し、ディープシーク側に説明を求める問い合わせを送ったと聞いている」としたうえ「省内で懸念がある以上、放置することはできないため、一時的に遮断した」と説明した。

国防省関係者も「ディープシークに対する技術的な懸念が内外で多数提起されており、軍の業務用インターネットPCに限定して接続遮断措置を取った」と述べた。外務省も「関連機関が全般的なセキュリティ問題を検討中と承知している」と伝えた。

ディープシークは開発コストが低い一方で、高い性能を誇るとして世界的な関心を集めている。しかし、中国政府の検閲政策や情報流出のリスクが指摘されている。

実際に、ディープシークの個人情報保護規約によると、AIモデルの学習のため、中国国内のサーバーに利用者が入力したキーボードのパターンやテキスト、音声データなどを収集し、企業の判断で法執行機関や公的機関と情報を共有できると明記されている。

IT業界でも、ディープシークの使用を控えるか、アクセスを遮断する措置が取られている。

韓国の大手IT企業カカオは最近、社内の従業員に対し「業務目的でのディープシークの使用を控えるように」と通知した。ネイバーも、実質的にディープシークの使用禁止を勧告している。ネイバー関係者は「ChatGPTの利用が活発化した際、社内のAI利用ガイドラインが制定された。そのガイドラインでは、社内データが保存される可能性のあるAIサービスの使用を控えるよう推奨されている」と説明している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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