コーチから暴行受けた…至誠館大男子野球部員が提訴した民事裁判で被告側は「暴行の程度争う」

ＫＲＹ山口放送

寮でコーチから暴力を振るわれた至誠館大学の男子硬式野球部の部員が大学やコーチを相手取り損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論がきょう（16日）山口地裁萩支部で開かれました。

訴えているのは、至誠館大学男子硬式野球部の4年生の部員です。

訴えによるとこの部員は去年5月、学生寮の食堂で、コーチから暴力を振るわれ、その後も「練習できないなら早く辞めたら。 お前いらんから。」などと暴言を浴びせられたりしたと主張。

およそ半年間の通院を要するケガを負ったほか、精神的な苦痛を負ったなどとして、学校を運営する法人とコーチにあわせて310万円余りの損害賠償を求めています。

きょう（16日）の第一回口頭弁論では、原告側、被告側のどちらもWEBでの参加となりました。

原告側は、「男子部員はコーチから顔面を踏みつけられるなどの暴行を受けている。学校側は現在もコーチを在籍させ続けていて、再発防止策を講じていない」などと主張しました。

一方、被告側は、「コーチの男性部員への暴行は認めたものの、暴行の程度については争う」としました。

そのうえで、学校は「コーチから本人に謝罪させ、謹慎4カ月の処分にするなど、再発防止策を講じている」と主張しました。

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